NTT-MEとダイナミックマッププラットフォームの連携
最近、株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー(NTT-ME)とダイナミックマッププラットフォーム株式会社が提携し、地域の課題解決に向けた新たなステップを踏み出しました。この連携では、ダイナミックマッププラットフォームが提供する3次元点群ビューアー「3Dmapspocket®」において、NTT-MEが持つ点群データを活用します。
3Dmapspocket®の概要
ダイナミックマッププラットフォームが提供する「3Dmapspocket®」は、全国の高速道路や主要幹線道路の点群データをWEBブラウザ上で容易に閲覧・分析できるサービスです。このシステムは、交通インフラの管理や交通事故調査など、様々な産業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を支えています。
これまでこのサービスでは、ダイナミックマッププラットフォームが取得した点群データの利用が中心でした。しかし、新たな連携により、NTT-MEが自社の設備点検で収集した点群データも加わるため、より広範囲の一般道を含むデータへのアクセスが可能となります。このパートナーシップによって、既存のユーザーの活用範囲が大幅に拡大し、新たな業界への進出も期待されています。
目指す方向性
ダイナミックマッププラットフォームは「Modeling the Earth」というビジョンを掲げ、現実の世界をデジタル空間に再現し、各種産業におけるイノベーションを推進しています。一方、NTT-MEは自身のアセットを活用して持続可能な地域循環型社会の実現を目指しています。この両社の目標が一致したことが、今回の連携の成立背景となっています。
今後は、単なるデータ共有から一歩進み、各社の技術やノウハウを結集してさらなるソリューションを開発していくことを目指します。これにより、デジタルイノベーションの創出を促進し、幅広い産業におけるDXを進める考えです。
3Dmapspocket®の機能と今後の展開
「3Dmapspocket®」は、サブスクリプションサービスとして提供されており、3次元点群データの閲覧や分析が簡単に行えます。モービルマッピングシステム(MMS)を使用して、全国の道路を高精度で計測したデータを一元管理し、様々な用途に利用されています。この点群データは、道路交通上の問題解決や効率化、安全性向上に寄与する高精度な位置情報基盤として重宝されています。
この連携がもたらす効果
この連携によって期待されるのは、地域課題の解決だけでなく、ひいては全国各地での産業の発展や効率化に繋がることです。これまでデータの利用が限られていたところに、新たなデータが加わることで、より多様な分析や応用が可能になります。
今後も、NTT-MEとダイナミックマッププラットフォームは共に手を携えて、魅力的なサービスの提供を続け、デジタル社会の発展に寄与していきます。