『Draw in FUTABA』始動
2024-02-15 12:01:17
福島県双葉町の未来を共に描くプロジェクト『Draw in FUTABA』始動
2011年3月11日に発生した東日本大震災および福島第一原発事故から13年が経過し、福島県双葉町では新たな復興プロジェクト『Draw in FUTABA』がスタートしました。このプロジェクトは、震災以降も続いた全町避難の歴史を経て、地域の可能性を描くことを目指しています。
震災後、双葉町では避難指示区域の解除や住民の帰還が進む中、経済産業省の「福島浜通り映像・芸術文化プロジェクト」を通じて地域再生の取り組みが活発化しています。『Draw in FUTABA』は、特に全町避難が最も長く続いた双葉町に焦点を当て、地域の新しい姿を様々なジャンルのクリエイターと共に考える活動です。
実際、双葉町の人口は震災当初は7140人でしたが、現在は約100人まで復帰しています。何もない土地が多く残る双葉町は、逆に「どんな姿にもなれる町」とも言えます。このプロジェクトは、クリエイターたちがこの場所で新たなアイデアを育み、具現化するきっかけを提供しています。
プロジェクトの一環として2024年から開催予定の『Futaba Drawing Camp』が注目されています。このキャンプでは、クリエイターたちが現地でリサーチやワークショップを行い、地域に適した様々なビジョンを描き出すことが求められます。先日2023年10月には、龍崎翔子、カツセマサヒコ、氏田雄介ら約20名のクリエイターが双葉町に集まり、広大な開発予定地でクリエイティブなアイデアを発表しました。
参加者からは、「こんなことは思いつきもしなかった」「実現したい」との好反応が寄せられ、双葉町の町長も「ここは思い切った挑戦ができる町」と期待の言葉を述べました。新たなビジョンの具体化が進む中で、クリエイターたちの視点から双葉町の姿がどのように描かれるのか、今後の展開に希望が持たれています。
さらに、2024年2月15日には、この『Futaba Drawing Camp』での活動をまとめたビジョン映像とドキュメンタリー映像が公開予定です。映像では、実際のリサーチや住民交流の様子が記録され、双葉町の魅力を多角的に探ります。これらの映像を通じて、クリエイターたちが抱く「描くことから始まる未来」が見えてきます。
『Draw in FUTABA』は、福島県双葉町が新たに生まれ変わるためのプロジェクトであり、現地リサーチやワークショップを通じてクリエイターと市民との関係構築を図り、関係人口を創出し、地域活性化へと繋げていくことを目指しています。プロジェクトへの参加希望者は、公式サイトを通じての応募も受け付けています。福島県双葉町の魅力を再発見し、新しい未来を共に描いてみてはいかがでしょうか。
今後の『Draw in FUTABA』の取り組みに、ぜひ注目してください。新たなビジョンの実現に向けて、多くのクリエイターたちと共にこの町で冒険が始まります。
会社情報
- 会社名
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Draw in FUTABA PR事務局
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前1-12-4CHOCOLATE Inc.
- 電話番号
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