中高生のプログラミング能力を競う「AtCoder Junior League 2024 Summer」の結果発表

中高生向けの学校対抗競技プログラミング「AtCoder Junior League 2024 Summer」

AtCoder株式会社は、日本国内の中学生・高校生を対象とした学校対抗の競技プログラミングイベント「AtCoder Junior League 2024 Summer」の入賞校や優秀者を発表しました。この大会は、参加者が競技プログラミングの能力を競い合う場として注目されています。

AtCoder Junior Leagueとは

AtCoder Junior Leagueは、AtCoderが主催する中高生向けの競技プログラミングリーグで、4月から9月にかけて開催され、さまざまな大会を経てスコアを算出します。アルゴリズム部門とヒューリスティック部門の二つのカテゴリに分かれ、競争が繰り広げられます。今回は、アルゴリズム部門に910名、ヒューリスティック部門には750名が参加しました。

コンテストの主な形式は、AtCoder Beginner Contest（ABC）、AtCoder Regular Contest（ARC）、AtCoder Grand Contest（AGC）などで、その成績に基づいて個々のスコアが決定され、学校単位での競争になります。参加者は同じ学校の仲間たちと共に、相互に刺激を受けながら成長していく機会を得るのです。

受賞者の発表

入賞校は、アルゴリズム部門の上位20校と中学・高校の各学年20名が選出され、ヒューリスティック部門では各部門の上位10校と学年ごとの入賞者が決定されました。各受賞者には、AtCoderから賞状や記念品が贈られます。特に、アルゴリズム部門では、中学校78校216名、高校184校694名、ヒューリスティック部門では中学68校173名、高校151校577名が参加し、競い合いました。

アルゴリズム部門トップ受賞者（中学1年生）

1位には、筑波大学附属駒場中学校の「kazuppa」さんが119,291点を獲得し、2位は静岡の藤枝市立高洲中学校の「x__0」さん、3位は茨城のひたちなか市立勝田第一中学校の「Akk16382」さんがランクインしました。このような結果は彼らの努力の賜物であり、将来が非常に楽しみです。

その他の部門の受賞者

中学2年生、3年生の部門でも優秀な成績を収めた学生たちが登場しています。特に、神奈川大学附属中学校の「hirayuu_At」さんが中学3年生の部門でまさかの115万点超えのスコアを叩き出し、圧倒的な強さを見せつけました。同様に、高校生部門でも筑波大学附属駒場高校の「keisuke6」さんなどが1位を獲得し、名だたる高校の中で存在感を示しました。

競技プログラミングの魅力

AtCoderは、競技プログラミングを通じて参加者に楽しさや魅力を伝えることを目的としています。この大会を通じて、多くの学生がプログラミングに興味を持ち、部活動のような交流の場を提供しているのです。また、受賞した参加者からは、自身の成長を実感し、さらなる挑戦への意欲が語られています。

参加者の感想

「ありがとうございます。今年は特に勉強に力を入れ、たくさんの練習を重ねて挑みました。この結果は努力の証です。来年も上を目指します！」という感謝の気持ちや、「競技プログラミングの楽しさを知り、成長できたことが嬉しい」と多くの喜びの声が寄せられています。

次回の大会について

AtCoder Junior League 2024 Winterも開催中で、次の大会に向けて参加者を迎え入れています。興味のある中高生はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。テクノロジーとプログラミングがますます重要視される現代、こうした競技は学生たちの将来的強力な武器となるに違いありません。

詳細な入賞校や参加者の情報は、AtCoderの公式ページで確認できます。興味を持った方はぜひ覗いてみてください。