株式会社フォーサイトが導入した自家発電型防災井戸システムの全貌

株式会社フォーサイトが、首都直下地震に備えるために完全自家発電型の耐震防災井戸システムを導入しました。このシステムの設置は、従業員の生活用水や飲用水を確保するための重要な対策となっています。2025年5月末までにBCP（事業継続計画）対策を完了することが予定されています。

防災井戸の概要

新たに設置された防災井戸は直径1.5メートル、深さ15メートルで、鉄筋コンクリート造の強化された構造です。この井戸からくみ上げられた水は、ポンプと水質検査基準に適合したろ過装置を通して安全な飲料水として供給されます。これにより、地震が発生した場合でも電力供給が途絶えることなく、生活用水を安定的に供給できる仕組みとなっています。

BCP対策の進展

このBCP対策は2024年9月から本格的に進められており、井戸本体は2024年12月に、ろ過装置は2025年3月にそれぞれ設置が完了しています。フォーサイトは、この防災井戸システムのほかにも、太陽光発電システムとLPガス発電機の併用による電力供給、食料備蓄の拡充、社員が宿泊可能な仮眠室や食堂の設置、さらには洗濯やシャワー設備の導入など、多岐にわたる対策を講じています。

従業員の安全確保が最優先

これらの施策は、従業員の安全を守り、災害時に事業を継続する能力を向上させることを目的としています。代表取締役の山田浩司氏も、この防災井戸システムの導入により万が一の事態にも従業員を守ることができると自信を持っていると語っています。

【株式会社フォーサイトの紹介】

株式会社フォーサイトは、「学びで人生を豊かに」という理念のもと、資格取得を目指す通信教育講座を提供している企業です。1993年に設立され、行政書士や社会保険労務士、宅地建物取引士などの高品質な教材を通じて高い合格率を誇っています。会社の本社は東京都文京区本郷に位置し、教育業界において重要な役割を果たしています。