災害時トイレ問題の救世主!天然成分100%のバイオ消臭剤が登場
近年、日本各地で頻発する自然災害。その中で、避難所生活における深刻な問題としてクローズアップされているのが、トイレ問題です。特に、臭いや衛生面は、避難者の健康や精神衛生に大きな影響を与えます。
この問題を解決すべく、重曹やクエン酸などを用いた自然派トイレタリーの製造販売で知られる株式会社丹羽久(岐阜県恵那市)が開発したのが、「簡易/仮設トイレ用バイオ消臭剤」です。2024年11月上旬よりオンライン販売が開始されました。
なぜトイレ問題は深刻なのか?
アンケートサイト「アイリサーチ」の調査(※1)によると、避難所で困ったこととして「トイレ」が約6割を占めています。その中でも、「トイレの数が少ない」「清潔ではない」といった声が多数寄せられています。
災害時は、通常のトイレ環境が整っているとは限りません。限られた数のトイレに多くの避難者が利用するため、混雑や衛生状態の悪化は避けられません。悪臭は、避難者の心理的な負担を増大させるだけでなく、感染症リスクの増加にもつながるため、早急な対策が求められています。
安心・安全の天然成分100%
株式会社丹羽久が開発したバイオ消臭剤は、その名の通り、バイオ技術を活用した画期的な製品です。主成分はBB菌(納豆菌同属)100%。化学薬品を一切使用せず、自然の力で悪臭を分解・消臭します。
小さなお子さんや高齢者など、デリケートな方にも安心して使用できる点が大きな魅力です。また、穏やかな効果を発揮するため、継続使用することで、より効果を実感できます。
使い方も簡単!災害時の備えに最適
使い方はとてもシンプルです。便槽に直接投入するだけでOK。水は一切不要なので、断水時でも問題なく使用できます。
初回は3包、その後は週に1~2包を目安に投入することで、悪臭の発生を抑えます。使用量は、気温や便槽の大きさ、使用人数などに応じて調整可能です。
防災リュックに入れておくことで、いざという時に役立つ備えとなります。
多様な用途にも対応
本製品は、災害時だけでなく、介護用のポータブルトイレや仮設トイレ、汲み取り式トイレなど、様々なトイレの消臭にも使用できます。
株式会社丹羽久の取り組み
株式会社丹羽久は、長年、環境に配慮した製品開発に取り組んできました。今回のバイオ消臭剤も、その一環として開発されたものです。同社は、今後も、人々の生活をより豊かに、より安全にする製品を提供し続けることを目指しています。
このバイオ消臭剤は、災害時におけるトイレ問題の解決に大きく貢献するだけでなく、日々の生活におけるトイレの衛生管理にも役立ちます。災害への備えとして、一つ持っておくと安心です。
※1:アイリサーチ「災害時の避難所に関するアンケートモニター調査」
(https://monitor.i-research.jp/report/life/report169.html)