デンマークの名作家具「J.L. MØLLER」をアクタスが再販売開始

デンマークの名作家具「J.L. MØLLER」が再び日本に登場

家具の販売を手掛ける株式会社アクタスが、2025年6月よりデンマークの伝説的家具メーカー「J.L. MØLLER（ジェイ・エル・モラー）」の椅子の取り扱いを開始すると発表しました。アクタスは、自社の店舗だけでなく、アクタス・オンラインおよび提携ショップでもこの素晴らしい家具を購入できるようになります。

J.L. MØLLERの歴史と受賞歴

J.L. MØLLERは1944年にデンマークのオーフスにて設立されました。創業者ニールス・O・モラーは、職人としての修行を経てデザインスクールで学び、自らがデザインする家具の全工程を手掛けてきました。その傑出したデザインが広く認められるようになったのは1951年、アメリカの著名な建築家フランク・ロイド・ライトの住宅にダイニングチェア「Model 55」と「Model71」が採用されたことがきっかけです。

その後、1968年にはダイニングチェア「Model 65」がデンマーク女王により王室のヨット用として選ばれ、1970年には「Model 82」がデンマーク大使館に導入され、「大使館の椅子」として知られるようになりました。これらの名作は、時代を超えた魅力を持つデンマーク家具の証です。

アクタスでの長いパートナーシップ

アクタスは、1969年の青山通りに店舗を開いて以来、J.L. MØLLERの家具を取り扱ってきました。個人住宅だけでなく、レストランや教育機関、教会などにも広く納品され、その美しさと機能性で多くの人々に愛されています。特に、1985年にオープンしたインテリアギャラリー・アクタス（現アクタス・新宿店）でも多くのJ.L. MØLLERのチェアが展示されており、訪れる人々の注目を集めました。

2003年には、「世界一のレストラン」と称されたコペンハーゲンの「ノーマ」でもJ.L. MØLLERの椅子が多用されており、その人気は衰えることがありません。

新たに取り扱う名作椅子たちの魅力

再びアクタスで取り扱いが開始されるのは、60年以上のロングセラーである「Model 78」「Model 57」「Model 75」の3脚です。これらは、優雅なデザインと卓越したクオリティを兼ね備えた作品です。

Model 78

1962年にニールス・O・モラーがデザインした「Model 78」は、しなやかさと流れるようなラインが特徴のダイニングチェアです。上質なオーク材を用い、洗練されたフォルムは多くの人に愛されています。価格は177,100円（税込）で、サイズはW48×D52×H80／SH44cmで、驚くべき軽さの4.4kg。

Model 57

アームチェア「Model 57」は、美しいフレームが特徴で、アメリカ産の高品質なウォールナットを使用。曲線美が際立ち、優雅なシルエットが空間に調和します。価格は287,100円（税込）。サイズはW55×D50×H77／SH44cmで、重さは5kg。

Model 75

形状が丸みを帯びた「Model 75」は、1954年にデザインされ70年以上にわたり愛される椅子です。ドイツ産オークを使用し、背もたれには手を掛けることで無垢材の心地よい手応えが体感できます。価格は188,100円（税込）。

いずれの商品もアクタスの各店舗やオンラインショップで取り揃えられており、インテリアとしても、単体での使用でも、その高いデザイン性と実用性が評価されることでしょう。

取り扱い店舗

J.L. MØLLERの家具は、全国のアクタス店舗やアクタス・オンライン、ライセンスショップ、パートナーショップで展開されます。具体的にはアクタス・新宿店、京都店、六甲店、福岡店、仙台店、富山店、熊本店、及びARBO、CARNAで見ることができますが、展示状況は店舗によって異なります。

アクタスの公式サイトやオンラインショップでも、商品情報や購入方法が詳しく紹介されています。