電通グループ、LGBTQ+への取り組みで評価
株式会社電通グループが、LGBTQ+などの性的マイノリティに対する企業の取り組み評価指標「PRIDE指標」で、最高評価となる「ゴールド」を3年連続で獲得しました。これにより、同グループ全体では「ゴールド」評価を6社が受賞し、2社が「シルバー」を獲得したことが改めて確認されました。
持続可能な企業文化の追求
電通グループは、2030年に向けたサステナビリティ戦略の一環として「DEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)」を重視しています。人種や性別、性的指向、国籍などの多様性を尊重し、すべての従業員が自分らしく働ける環境づくりを推進しています。これにより、従業員は自身の能力を最大限に発揮し、組織として複雑な社会の課題に対する価値を創造し続けています。
組織内の多様性を促進する施策
電通グループでは、LGBTQ+に関連する取り組みを強化しており、特に以下の点に注力しています。
1. ポリシーの設定
社内規程においてLGBTQ+に関する方針を明示し、全従業員に向けて周知しています。行動憲章においても差別禁止の姿勢を表明し、社外に向けてもオープンな姿勢を示しています。
2. 当事者コミュニティの支援
従業員が主体となり、社内で意見交換ができるLGBTQ+コミュニティを設立しています。この取り組みを通じてアライを増やす努力がなされており、実際に活動参加者を募るなどの施策も展開しています。
3. 意識向上を目的とした研修
全従業員を対象にLGBTQ+やSOGIに関する啓発研修を実施しており、管理職や新人も含め幅広い層を対象にしっかりと理解を深めるプログラムを設けています。
4. 人事制度の充実
従業員の多様なニーズに応えるため、結婚、育児、介護の休暇制度や、パートナーシップに配慮した福利厚生制度を導入しています。また、性別の選択やカミングアウトに関するガイドラインも整備されています。
5. 社会貢献活動
LGBTQ+やSOGIに関する活動を通じて、外部社会とのつながりを深めています。企業としての責任を果たすため、さまざまなイベントや活動への参画を行っています。具体的には、東京レインボープライドへの参加や、様々な啓発イベントを通じた社会理解の促進を行ってきました。
今後の展望
電通グループは今後もDEIに関する施策を継続し、全従業員が活躍できる職場環境の整備へと力を注いでいく方針です。多様性の理解をさらに深め、新たな価値の創造に貢献する姿勢は、今後も変わらないことでしょう。また、定期的な研修や社外イベントへの参画を通じ、LGBTQ+児に関する社会的な意識を高めていくことが期待されます。