外国人被災者支援の取り組み 24時間ホットラインと通訳サービス

外国人被災者支援の新しい試み

株式会社アシーマは、東北地方太平洋沖地震の影響を受けた外国人被災者のために、無償の24時間ホットラインおよび通訳サービスを提供しています。このサービスは、SkypeやMSNメッセンジャーの音声通話やチャット機能を利用しており、3月14日から開始されました。

ボランティアによるサポート

現在、100名以上のボランティアスタッフが世界各国から集まっています。彼らは、英語を含む15の異なる言語に対応しており、サポートを受ける必要がある外国人観光客や居住者に情報を提供しています。震災後、被災地には多くの外国人がいるものの、最新の情報が日本語でのみ提供されることが多く、彼らとのコミュニケーションが難しい状況でした。特に携帯電話の繋がりが悪い中で、インターネットを介した情報伝達が有効であると考えられ、今回の取り組みにつながったのです。

必要な情報を迅速に提供

このホットラインでは、被災者が求める避難場所や食料配給、医療サービス、安否確認に関する情報を提供しています。また、外国人が役所や避難所でのやりとりを行う際の通訳も行っており、言葉の壁を越えて支援が受けられる環境を整えています。特に、英語、フランス語、スペイン語など、多様な言語に対応することで、幅広いニーズに応えています。

利用方法

このサービスの利用は非常にシンプルです。まずはSkypeまたはMSN Messengerにログインし、ホットラインへアクセスしてオンライン状態のIDにコンタクト追加リクエストを送信します。接続後は各国語にて質問や通訳が行えるため、どんな言語を話す方でも安心して利用できます。さらに、アカウントを持っていない被災者のために、ログイン用のアカウントも提供されています。これにより、誰でも簡単にサービスを利用できるよう配慮されています。

今後の展望

アシーマのこのサービスは、無償での提供期間を特に定めておらず、被災者がこの支援を必要としなくなるまでサービスを続ける方針です。必要に応じて、今後もさらなる支援体制を強化していく姿勢を示しています。被災地の情報が必要な外国人にとって、このホットラインは大きな安心材料となるでしょう。

アシーマは、これからも地域社会の中で外国人に対する配慮を持ったサポートを続け、真の意味での災害支援に貢献していくことでしょう。