中村航の新作『大きな玉ねぎの下で』が登場
2024年8月22日、中村航の新しい小説『大きな玉ねぎの下で』が小学館から刊行されます。この作品は、1980年代の名曲である爆風スランプの楽曲にインスパイアされた連動企画の一環で、小説と映画が互いに補完しあう形で展開されます。特に、楽曲の歌詞にある「武道館で文通相手と会う約束をしたふたり」という場面が、物語の重要な原点となっています。
この小説では、80年代と現代のふたつの時代を舞台に、それぞれの主人公たちがどのように交差していくのかが描かれています。映画と小説ではストーリーの細部が異なり、書き下ろしによる小説版は「もうひとつの物語」を提供し、読み手の心に切なく響く作品となっています。カバーイラストは大人気イラストレーターのまかろんKさんによるもので、SNSフォロワー21万人を誇るそのビジュアルは一見の価値ありです。
映画との連動企画
小説の発売に先駆け、映画『大きな玉ねぎの下で』も2025年2月7日に公開予定です。この映画では、神尾楓珠さんと桜田ひよりさんが主役を務め、期待が高まります。映画は小説と同じテーマを持ちつつも、独自の視点を提供し、観客を楽しませてくれることでしょう。
また、小説版は「ベツコミ」にてコミカライズされ、9月13日から4か月連続で掲載される予定です。これにより、小説の内容が新たな形で視覚化されることが期待されています。
著者・中村航の経歴
中村航は岐阜県出身の人気作家で、2002年にデビュー以来多くの賞を受賞しています。代表作には『100回泣くこと』や『デビクロくんの恋と魔法』があります。最近では、メディアミックスプロジェクト『BanG Dream!』のストーリー原案や作詞も行っており、幅広い領域で活動しています。彼の作品は常に新しい試みを行い、読者に感動を与え続けています。
書誌情報
- - タイトル: 大きな玉ねぎの下で
- - 著者: 中村 航
- - 定価: 1,540円 (税込)
- - 発売日: 2024年8月22日
- - 判型: 四六判
- - 頁数: 194ページ
- - ISBN: 978-4-09-386729-0
- - 発行: 小学館
この新作小説を通じて、思い出の歌詞がどのように物語に彩りを添えるのか、一人でも多くの人にその魅力を知ってもらいたいです。映画と小説が織りなす感動的なストーリーを、今から楽しみに待ちましょう。