ココロミルが医療機器産業助成に採択、心疾患早期発見の新システム開発へ

ココロミルが医療機器産業助成に採択

株式会社ココロミル（東京・新宿）は、自宅で手軽に心電図検査を行える「ホーム心臓ドック®」により、心臓病の早期発見を目指しています。この度、ココロミルが開発した新たなセントラルモニタシステムが「第20回医療機器産業参入促進助成事業」に採択されました。この助成により、同社はさらなる研究や開発を進めることが可能となります。

ココロミルの提供する「ホーム心臓ドック®」は、胸部に小型の心電計を装着し、心電図データを9時間以上にわたり取得するサービスです。これにより、通常の健康診断では発見が難しい隠れた心疾患のリスクも明らかにすることができます。データは臨床検査技師によって解析され、利用者には詳細なレポートが提供されます。このサービスは手軽でありながら、医療機関と同等の精度を保証するため、健康維持に大きく寄与しています。

セントラルモニタシステムの開発

ココロミルは、過去の実績をもとに新たなセントラルモニタシステムの開発に挑戦します。これまでに同社は、2024年に医療機関向けに提供開始予定の完全ディスポーザブルのホルター心電計「eclat（エクラ）」を開発しました。「eclat」は最大7日間の連続計測が可能で、「突発性の不整脈を見つけるには長期間の検査が必要」というニーズに応えた製品です。

このホルター心電計は使い切りで、管理コストの削減や紛失リスクの低減に寄与します。患者にとっても通院の手間を減らし、迅速な検査を可能にするメリットがあります。また、日本国内では2024年11月より保険適用が開始される予定です。

健康寿命の延伸を目指す取り組み

「病気で後悔しない社会へ」という理念のもと、ココロミルは多くの人々が自身や家族の健康状態を可視化できるよう努めています。心電図に関するビッグデータの蓄積や新技術の開発を通じて、健康寿命の延伸やQOL（クオリティ・オブ・ライフ）の向上を目指します。

ホーム心臓ドック®とeclatの比較

サービス名	価格（税込）	特徴
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ホーム心臓ドック®	12,100円	9時間以上の長時間心電図計測が可能
ホーム心臓ドック®PRO	19,800円	より高精度な解析を実現
eclat（エクラ）	保険適用開始予定	使い切りで最大7日間の連続計測が可能