自然と共存する庭の魅力
静岡県に住むS様ご夫妻は、約22年前にこの地に新しい家を建て始めました。子どもの成長とともに二世帯住宅が必要となり、広い土地を探し、日当たりの良い環境を選びました。そして、この土地に植物や生きものと共存する豊かな庭が広がっていきました。
庭づくりの始まり
初めて庭を作ったときは、お孫さんが小さかったため、広い芝生のスペースとシンボルツリーのヤマボウシが特徴でした。しかし、子どもたちの成長と共に遊び場が狭くなり、こだわりの庭作りが始まったのです。
庭作りでは、和風の水回りを現代的に変え、自然な形を持つ樹木への植え替えを行いました。中でも妻のC様が気に入っているのは、ヤマボウシやジューンベリーの樹々です。ジューンベリーは春に白い花を咲かせ、その後可愛らしい赤い実を実らせます。C様は「この実でジャムを作るのが楽しみ」と話し、庭の素材を活かした料理を楽しんでいます。
愛らしい生きものたち
S様のお庭は人間だけでなく、生きものたちにも愛されるスポットです。庭の水鉢にはジョウビタキが水浴びに訪れ、ヤマボウシの巣箱にはシジュウカラが巣を作ります。これらの小さな生命とのふれあいが、毎日の生活に豊かさをもたらしてくれます。
「親鳥が巣箱へ餌を運ぶ姿を見ながら、子供たちが巣立っていく時期を見守るのは本当に感動的です」とC様は語ります。このように、お庭は自然との深いつながりを育む場所です。
夫婦での楽しみ
S様ご夫妻は、子どもたちが幼い頃には庭でバーベキューを楽しんでいましたが、今は静かな時間を過ごしながら、庭のお手入れに励んでいます。さまざまな生きものに出会いながら、毎朝の庭仕事が心の癒しになっているそうです。
特に、草や花の手入れを担当するC様は、庭の手入れを通じて新しいアイデアを生み出しながら、庭をより一層美しくすることに意欲を燃やしています。
地域とのつながり
これらの愛らしい瞬間は、お庭がただの空間ではなく、周囲の地域ともつながる素晴らしい場所であることを示しています。C様は、近所の人々にお花を楽しんでもらうため、庭で切った花を和菓子屋さんの花瓶に生けるなど、季節の移り変わりを楽しむ心遣いも行っています。
また、ペットのウサギの福ちゃんも登場し、訪れる人々に笑顔をもたらします。春になると福ちゃんが庭を散歩する姿が話題となり、近隣の方々も訪れてくれるそうです。
まとめ
S様ご夫妻にとって、庭は生活の一部であり、癒しと安らぎを感じる特別な場所です。生きものとのふれあいや、庭のお手入れを通じて、多くの喜びを感じることができています。これからもお庭を育てながら、充実した豊かな時間を過ごしていくことでしょう
自然を愛し、共に成長していく生活は、どんなものよりも豊かであり、癒しを与えてくれます。これを読んだ皆様も、是非自分だけの特別な庭づくりに挑戦してみてはいかがでしょうか。