CD-adapco、次世代振動音響製品ライン「wave6」リリースでエンジニアリング技術革新を加速

CD-adapco、次世代振動音響製品ライン「wave6」リリースでエンジニアリング技術革新を加速



エンジニアリングシミュレーションソフトウェアの大手プロバイダーであるCD-adapco社が、次世代振動音響及び空力振動音響製品ライン「wave6」を発表しました。この画期的な製品ラインは、流れによって誘発される音響と振動の問題解決に特化し、設計・開発プロセスにおける効率性と精度の向上に大きく貢献すると期待されています。

CD-adapco社のバイス・プレジデントであるPhil Shorter氏は、次のように述べています。「近年、流れが誘発する音響や振動の問題は、顧客にとってますます重要になっています。wave6は、広帯域の周波数レンジをカバーし、複雑な大規模システムにおいて、非定常流と振動音響の伝達を正確にシミュレーションできる、画期的なソリューションです。」

wave6は、単なるソフトウェアのアップデートではなく、ユーザビリティを重視した設計と、高度な空力振動音響手法を容易に利用できる新しい自動化ワークフローが導入されています。これにより、振動音響問題に取り組む多様な分野の設計者や開発者は、高度なシミュレーション技術を容易に活用できるようになります。特に、既にSTAR-CCM+を使用しているユーザーにとっては、シームレスな統合が大きなメリットとなるでしょう。

CD-adapco社は、wave6の開発において、大手製造業との緊密な連携を図り、徹底的な検証とテストを実施しました。長年にわたる研究開発の成果であるwave6は、STAR-CCM+の機能を拡張し、最先端技術を提供することに成功しました。

wave6とSTAR-CCM+を組み合わせることで、流れが誘発する音響や振動を含む、複合領域のシミュレーションにおいて、高い精度、信頼性、柔軟性を求めるエンジニアや設計者にとって、理想的なソリューションが提供されます。複雑な問題を効率的に解決し、製品開発のリードタイム短縮やコスト削減にも貢献すると期待されています。

CD-adapco社について

CD-adapco社は、エンジニアリング分野におけるCFD(数値流体力学)およびCAE(コンピュータ支援工学)シミュレーションソフトウェアの世界有数の独立系プロバイダーです。主力製品であるSTAR-CCM+とSTAR-CDは、最先端技術を搭載したシミュレーションパッケージとして高い評価を得ています。

同社の事業範囲は、CFDソフトウェア開発にとどまらず、流体解析、熱伝達、応力解析など、幅広いCAEエンジニアリングサービスを提供しています。CD-adapco社のミッションは、「エンジニアリングシミュレーションソフトウェアとサービスのアプリケーションを通じて、革新をもたらし、コストを削減すること」です。

独立系企業として、CD-adapco社は過去5年以上、前年比17%以上の売上成長率を達成しており、世界32ヶ所のオフィスに850名以上の従業員を擁するグローバル企業です。

wave6の登場は、エンジニアリング業界におけるシミュレーション技術の進化を象徴する出来事であり、今後、様々な産業分野において、製品開発の革新と効率化に大きく貢献すると期待されます。

会社情報

会社名
シーメンスPLMソフトウェア・コンピューテイショナル・ダイナミックス株式会社
住所
神奈川県横浜市港北区新横浜2-3-12新横浜スクエアビル16階
電話番号
045-475-3285

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