TOPPANエッジ、企業向けフェムテックサービスを新たに導入
TOPPANエッジ株式会社は、働く女性の健康を支援するための新サービス「わたし新発見プログラム™」を2024年8月21日から提供開始することを発表しました。このプログラムは女性特有の健康問題に焦点を当て、生理やその影響を受ける労働パフォーマンスの改善を目指すものです。
サービスの内容
「わたし新発見プログラム™」は、ヘルスケアIoTサービス「わたしの温度®」を中心に組み合わさったプログラムです。ユーザーは、睡眠中に高温期や低温期のリズムを自動で計測し、そのデータをスマートフォンアプリと連携させることで管理が行えます。さらに、女性の健康に関する知識を伝える「行動変容研修」と、産婦人科、小児科に特化した「オンライン医療相談サービス」が組み込まれています。
このプログラムを通じて、企業は従業員が抱える健康課題を把握し、改善に向けた行動を促す環境を整えることが可能です。このサービスがもたらす効果には、年間約35万円にのぼる労働損失の改善も含まれ、これは経済産業省の資金援助を受けた実証実験に基づいています。
増加するニーズ
最近では、女性の社会進出が進み、多様な働き方が求められる中で、女性特有の健康問題が企業に与える影響が注目されています。経済産業省が発表した試算によると、女性に特有の健康課題による年間経済損失は約3.4兆円に達しています。このような中、女性従業員を支えるためのサポートが企業にとって必要不可欠なのです。
プログラムの詳細
「わたし新発見プログラム™」では、以下の重要な要素が含まれています:
1.
ヘルスケアデバイス&アプリ「わたしの温度®」
専用のナイトブラを使用することで、温度を測定し、女性特有の体調を把握しやすくします。生理や排卵日の予測も可能で、その日のコンディションに応じたアドバイスも提供されます。
2.
行動変容研修
約6本の短い動画を通じて、婦人科の知識や心療内科的な視点から月経にまつわる不安を軽減し、業務パフォーマンスを向上させることを目指します。
3.
オンライン医療相談
合同企業Children Publicによるオンライン相談が提供され、いつでも医療へのアクセスを可能にしています。
価格と展望
このプログラムの価格は月額500円(税抜き)、さらに必要に応じた月額固定費が発生します。企業はこのサービスを通じて、職場環境の改善に向け、今後も継続的に取り組むことが期待されています。
TOPPANエッジは2026年度までに100社以上にこのプログラムを導入する計画を掲げており、今後も女性特有の健康課題に対する支援を深化させる方針です。さらに、同社は2024年8月21日から9月20日まで、オンラインセミナーも開催し、より多くの企業に向けてこのプログラムの重要性を啓発していきます。
詳細については急速に進化するフェムテック領域も注視し、企業の健康経営に役立つ情報を発信していくことが期待されます。