75歳からの新たなアプローチ
人生100年時代とも言われる現代、75歳からどのように生きるかが重要なテーマとなっています。そんな中、株式会社大和書房から刊行される新書『75歳からやめて幸せになること 一気に老ける人、日ごとに若々しくなる人の差』は、精神科医の和田秀樹氏による、老後の生き方を見つめ直すための指南書です。2025年6月12日の発売が待たれています。
「やめること」がもたらす幸せ
本書では、「やめること」がいかに人生を豊かにするかを強調しています。和田氏は医師としての経験を基に、さまざまな制約や我慢が健康や幸福感にどのような影響を及ぼすのかを解説しています。「我慢しないこと」が鍵であるとし、健康や長寿のための制限よりも、日々を楽しむことが重要だと述べています。
目次の紹介
本書は章ごとに異なるテーマを扱っており、以下のような内容が整理されています。
- - 第1章: 今までの「健康法」をやめる
- - 第2章: 「我慢すること」をやめる
- - 第3章: 「医者の言いなり」をやめる
- - 第4章: 「脳を使わない生活」をやめる
- - 第5章: 「イライラ・クヨクヨ」をやめる
- - 第6章: 「老いるに任せる」をやめる
- - 第7章: 「ストレスフルな人間関係」をやめる
- - 第8章: 「無理する」のをやめる
- - 終章: 75歳からこれだけは!「やっておきたい6つのこと」
それぞれの章で「やめるべきこと」を掘り下げ、実に多様な健康法や生活スタイルへの新しい視点を提供しています。
著者の貢献
和田秀樹氏の略歴からもわかるように、彼は長年にわたって高齢者医療に携わってきた専門家です。東京大学医学部を卒業後、精神科医として多くの患者の心に寄り添い、探求してきた知見がこの書に詰まっています。彼の著書には『80歳の壁』や『70歳が老化の分かれ道』などがあり、他にも数多くの専門書を手掛けています。特に彼の視点は、年齢を重ねることへの恐れや不安に対して、ポジティブな考え方を促します。
人生を楽しむために必要なこと
この本が伝えたいのは、ただ歳を重ねるのではなく、充実した生活を送るための「やめること」です。医者の指示や周囲の意見に従うのではなく、自分自身で考え行動する力を育ててほしいというメッセージが込められています。「地味な恰好をやめる」「SNS嫌いをやめる」といった具体例を挙げ、読者自身が新たな挑戦をするきっかけともなっています。
まとめにかえて
健康的で楽しい老後を送るための新しい視点を提供する『75歳からやめて幸せになること』は、これからの高齢者がどのように向き合うべきかを考えさせられる一冊です。人生を豊かにするヒントが満載で、75歳を迎える方にとってはもちろんのこと、すべての年齢層に向けての貴重なメッセージとなっています。リリース日までの期待感が高まるこの書籍は、長寿社会における新たな光となるでしょう。