BIM利用技術者試験における新たな試み
一般社団法人コンピュータ教育振興協会(ACSP)とラティス・テクノロジーは、BIM利用技術者試験における合否結果の参考形状に、最新の3D技術であるXVL Web3Dを導入したことを発表しました。これにより、受験者はタブレットやスマートフォンからも手軽に3Dでの解答形状を確認できるようになります。
XVL Web3Dの採用背景
ACSPは2024年度前期のBIM利用技術者試験を通じて、ビルディングインフォメーションモデリング(BIM)の技術者育成を目指しています。この試験は、企業が必要とするBIMに関する知識とスキルを体系化し、求められる能力を業界全体で明確にすることを目的としています。
ラティス・テクノロジーが2008年より提供しているXVL技術は、CADデータの軽量化を実現し、製造業の生産性向上に貢献してきました。今回のBIM利用技術者試験にもこの技術が応用され、より多くの人々が学びやすい環境が整うのです。
2024年度前期試験について
この新試験の合否結果が発表されるのは、2024年9月27日です。受験者は、ACSPが用意した株式会社事業者向けの特設ページで3D形状を閲覧でき、よりリアルなフィードバックを得ることが可能になります。
ACSPの使命
ACSPは、検定試験を通じて技術者の育成や教育の推進を行っています。長年の経験を活かし、技術者が必要とする知識を育む新たな環境を整えることで、地域及び産業の競争力を高めることに貢献しています。BIM技術者試験は、その一環として重要な役割を果たすでしょう。
ラティス・テクノロジーの3D技術
ラティス・テクノロジーが開発したXVLは、国内外で広く利用されている3D軽量化技術です。製造業界においては、3Dデータを活用した製品設計や工程管理が進んでおり、XVLはその基盤技術として欠かせない存在となっています。
その上で、今回導入されたXVL Web3Dは、ブラウザを通じて3Dデータを簡単に確認できるため、サービス業や製造業における効率性を高め、顧客満足度の向上にも寄与することでしょう。
最後に
これからのものづくりの時代、3次元CADやBIMの活用はますます重要になります。ACSPとラティス・テクノロジーは、これらの技術を駆使し、次世代の技術者を育成していくことで、デジタルトランスフォーメーションの推進に貢献していく方針です。