株式会社YAMABISHI、脱炭素の取り組みで栄誉の受賞
株式会社YAMABISHIが、神奈川県主催の第1回「かながわ脱炭素大賞」において、先進技術・導入部門を受賞しました。この受賞は、2050年までの脱炭素社会実現に向けた重要なステップであり、同社の取り組みが高く評価された結果として誇りに思います。表彰式は2025年1月11日に行われ、神奈川県知事の黒岩祐治氏から表彰状が手渡されました。
かながわ脱炭素大賞の意義
「かながわ脱炭素大賞」は、神奈川県が持続可能な社会を築くために設けた表彰制度で、地域住民や企業、学校など多様な主体が参加しています。この表彰は、脱炭素に向けた素晴らしい取り組みを行った個人や団体の功績を称え、さらなる活動の促進を目的としています。YAMABISHIはこの制度の精神に合致した取り組みを通じて、県民一人ひとりが脱炭素に寄与する意識の醸成を図ります。
YAMABISHIの先進的な技術
YAMABISHIが行っているのは、蓄電システムと自家消費型太陽光発電システムの導入です。特に、海老名工場と大阪オフィスに設置された太陽光発電を活用し、自社で開発したリチウムイオン蓄電システムを導入することで、温室効果ガスの排出量を2018年比で50%以上削減しています。この成果は、YAMABISHIの技術とアイデアの結晶であり、未来志向の取り組みとして他の企業や個人への模範となっています。
温室効果ガスの削減データ
YAMABISHIの取り組みは目覚ましいもので、実績データがその成果を物語っています。蓄電システムの導入によって、余剰電力を最大限活用することができ、これによりエネルギー効率の向上とコストダウンを実現しています。具体的な排出量や削減率については、県の公式サイトで確認できますが、数値に表れたこの実績が、脱炭素社会の実現に向けた一助であることは間違いありません。
リチウムイオン蓄電システム「YRWシリーズ」
YAMABISHIのリチウムイオン蓄電システム「YRWシリーズ」は、独自開発のパワーコンディショナと蓄電池で構成されており、電力の安定供給を実現しています。特に、天候による発電の不安定さをカバーするための蓄電機能を持ち、必要な時に必要な電力を供給できる点が特徴です。これにより、企業や家庭においてコスト効率を求める声に応え、持続可能なエネルギー利用を推進しています。
自家消費最適化制御システム「SmartSC」
自家消費最適化制御システム「SmartSC」は、最大36時間先までの電力予測を基に効率よく蓄電池を制御します。この特許技術により、太陽光発電による電力の最大化が図られ、日々変化する天候や電力使用パターンに応じた柔軟な対応が可能となります。YAMABISHIはこのような革新的な技術を通じて、脱炭素社会に向けた新たな道を切り開いていきます。
株式会社YAMABISHIの概要
YAMABISHIは1958年に設立された電源装置専門メーカーで、温室効果ガスの削減に寄与する技術の開発を行っています。今後とも企業としての社会的責任を重んじ、持続可能な社会の実現に向けて邁進していく所存です。その事業内容は、産業用電源装置の開発・製造・販売と幅広く、エネルギー効率の向上に努めています。YAMABISHIは今後も新たな挑戦を続け、脱炭素に向けた重要な役割を果たしていくことでしょう。