Herman Millerが発表する「New Mexico Collection」
2025年5月19日、インテリアデザインの巨人、Herman Miller(ハーマンミラー)はNYCxDESIGNフェスティバルで新たなコレクション「New Mexico Collection」を紹介します。このコレクションは、著名なアーティストであるGeorgia O’Keeffe Museum(ジョージア・オキーフ美術館)とのパートナーシップによって生まれたものです。デザインの背後には、Alexander and Susan Girard(アレキサンダー&スーザン・ジラード)やCharles and Ray Eames(チャールズ&レイ・イームズ)といった著名デザイナーたちとの創造的な交流が存在します。
コレクションの主な魅力
「New Mexico Collection」では、特に注目される二つのアイテムが登場予定です。ひとつは「Girard Snake Table(ジラード スネークテーブル)」で、もうひとつは「Eames Wire Chair Low Base(イームズ ワイヤーチェア ローベース)」です。これらは20世紀のニューメキシコで、数々のアーティストたちが集まり、影響を与え合ったクリエイティブな環境からインスパイアを受けています。
Georgia O’Keeffeとの深い関係
Georgia O’Keeffeは1949年にニューメキシコに定住し、その地を数多くの作品の舞台としてきました。彼女にやってきた友人の中には、Girard夫妻やEames夫妻も含まれています。GirardはO’Keeffeの邸宅の設計に共同で関与し、彼女の美的センスを取り入れたユニークなインテリアの数々を手掛けました。
O’Keeffeは、Girard夫妻宅のリビングで初めて「Eames Wire Chair Low Base」を見た際、一目でその座り心地の良さに魅了されたと言われています。そして、Eames夫妻は彼女のために特別な布張りモデルを制作しました。このモデルは今まで市場に出ていなかったプロトタイプで、O’Keeffe自身が「最も小さい、そして最高の椅子」と称賛した逸品です。
プロダクトの詳細
Eames Wire Chair Low Base
- - 価格: 352,000円(税込)
- - サイズ: 高さ622mm、幅565mm、奥行584mm
- - デザイナー: Charles and Ray Eames
このチェアは、ソフトホワイトのワイヤーフレームに、Girardの「Toostripe in Ochre Dark/Sienna」で装飾された特別仕様となっています。
Girard Snake Table
- - 価格: 198,000円(税込)
- - サイズ: 高さ483mm、幅559mm、奥行559mm
- - デザイナー: Alexander Girard
Girardのデザインしたスネークモチーフがあしらわれたテーブルは、白のエナメル仕上げのスチール天板にブラックのスネーク柄がプリントされ、脚部にはスプレッドレッグを使ったスタイリッシュな作りです。
日本での購入情報
このコレクションの製品は、日本では2025年5月21日からハーマンミラーストア 丸の内にて展示され、オークション形式での販売申し込みが受け付けられます。また、オンラインストアでは5月27日からの限定販売も予定されています。今後の詳細は公式サイトでご確認ください。
まとめ
Herman Millerの「New Mexico Collection」は、単なる家具を超えたアートピースとして広く認識されること間違いありません。多くの歴史的なつながりをもつデザインが、私たちの日々の生活に新しいインスピレーションを与えてくれることでしょう。これからの展開に目が離せません。