車椅子モデル葦原海、ミラノファッションウィークで新たな挑戦

世界に挑む車椅子モデル、葦原海の道のり

日本人初の車椅子モデルとして、葦原海が世界的に注目されるファッションイベント、ミラノファッションウィークに出演します。この挑戦は、彼女自身の経験や理念に基づいたものであり、障害を持つ方々の可能性を広げるための重要な一歩です。

葦原海の想い

葦原海は、2014年に事故の影響で車椅子ユーザーとなりました。彼女は、モデルとして活動する中で、「障害を持つ方々の人生の選択肢を増やしたい」という想いを強くしています。車椅子ユーザーが目標になり得ること、夢を持ち続ける大切さを体現することで、多くの人に希望を与えたいと考えています。
また、健常者に対しても車椅子ユーザーの実情を知ってもらうため、エンタメの力を借りて興味を持つきっかけを作ることを目的としています。

ミラノファッションウィークへの道

この機会は、葦原が昨年のミラノコレクションに登場したオープニングムービーに出演するためのオーディションを通じて実現しました。オーディションを通じて独自のアピールを行い、多くの支持を集めた彼女は、ファッションデザイナーのけみ芥見からのオファーを受け、今年のミラノファッションウィークに出演するに至ります。
彼女は「ステージに立つだけでなく、この場から多くのことを伝えたい」と語っています。

車椅子モデルという新たな風

葦原は自身の存在が、障害者と健常者の壁を壊す助けになりたいと願っています。ファッションショーという華やかな舞台で、彼女がモデルとしてフィーチャーされることで、多くの人々に「誰でも夢を追いかけられる」というメッセージを伝えたいのです。
「前向きに生きることの大切さ、希望を持つことの重要性を、エンタメを通じて知ってもらいたい」と力強く語ります。