宮城県加美町が652年間の伝統を守るプロジェクト
宮城県の加美町から、650年以上にわたる伝統行事「火伏せの虎舞」を支えるための特別なクラウドファンディングプロジェクトがスタートしました。この試みは、地域課題に対して寄付を募る「ガバメントクラウドファンディング®」(GCF®)を通じて行われます。プロジェクトは、古くから使用されている山車の修繕資金を調達するもので、目標金額は200万円。寄付受付期間は2025年10月31日までです。
初午まつりと火伏せの虎舞の魅力
加美町中部の中新田地区では、毎年4月29日に「初午まつり」が行われ、地域の伝統芸能「火伏せの虎舞」が披露されます。この祭りでは、色とりどりの花飾りを施した山車が小学生によって引かれ、虎の勇壮な舞が目の前で演じられるなど、県内外から多くの観客が訪れます。このイベントは、地域にとって特に大切なもので、毎年約4万人の見物客で賑わっています。
老朽化が進む山車
しかし、会場で使われる山車の老朽化は深刻です。中には、戦前から使われている山車もあり、特に土台部分や操舵の部分が劣化しており、このままでは祭りの季節に使用できない危険性があります。このため、地元の住民や観客から支援を求める活動が行われていますが、目標金額には届かず、プロジェクトをGCF®で推進することに決定しました。
寄付金の使い道
集まった寄付金は、火伏せの虎舞の山車を修繕する費用に充てられます。これにより、将来にわたってこの伝統行事が続けられることを目指します。加美町の石山町長は、「650年の歴史をもつ文化財を守るため、多くの人々に協力をお願いしたい」とコメントしています。
GCF®の効果
ガバメントクラウドファンディング®は、地域の課題解決のために特定の使途から寄付を募る仕組みです。自治体は、自らのプロジェクトに対する理解を得るために広く情報発信を行い、寄付者はその使い道を選択できるため、ご自身の寄付がどのように地域に役立つのかを実感できるのが魅力です。
地域のファンを生み出し、交流人口を増やすための影響も期待されています。加美町は、GCF®を通じてこれまでに全国で3500を超えるプロジェクトを通じて、信頼される地域づくりに取り組んできました。
プロジェクトの概要
このプロジェクトは、650年前から続く伝統を次の世代に受け継ぐための重要な取り組みです。ぜひ、あなたの力で加美町の伝統文化を支えてください。
- - プロジェクト名: 650年前から続く伝統を次の世代へ!「火伏せの虎舞」山車復活プロジェクト
- - 寄付受付サイト: ふるさとチョイス「ガバメントクラウドファンディング®」
- - 目標金額: 200万円
- - 募集期間: 2025年8月8日〜2025年10月31日(85日間)
- - 寄付金の使い道: 火伏せの虎舞山車の修繕費用
- - プロジェクトURL: https://www.furusato-tax.jp/gcf/4517
加美町の美しい風景と文化を未来に残すため、皆様のご支援をお待ちしています。