Y. & SONS 2025年夏コレクション、伝統を生かした新作ゆかたを発表

Y. & SONS 2025年夏コレクション

株式会社やまとが展開する＜Y. & SONS＞は、2025年の夏シーズンに向けた新作ゆかたを発表しました。今シーズンも、国内外の職人や地域産地と協力し、伝統と快適さ、そして現代的な感性を融合させた魅力的なコレクションが揃いました。新たに提案された「締帯（しめおび）」は、結びやすさと格式を兼ね備え、着付けのハードルを下げる革新的なアイテムです。また、履物のカテゴリには、国内外で評価の高いブランドとのコラボレーションアイテムも追加されています。

伝統を活かした夏の装い

Y. & SONSでは、夏の快適性を追求し、素材や染色技術に特に注意を払っています。静岡県浜松の伝統的な染色技術「注染」を用いたオリジナル柄のゆかたや、伊藤若冲をモチーフにしたシリーズなど、独自性と品質を兼ね備えたアイテムが並びます。

浜松注染ゆかた

このオリジナル柄のゆかたは、厄除けと繁栄を意味する「猪の目」模様があしらわれており、伝統的な注染技術が活かされています。1枚の布を重ねて染めることで、質感と風合いが豊かに表現されています。価格は60,500円（税込）です。

伊藤若冲シリーズ

このコレクションの中心に位置するのが伊藤若冲をモチーフにしたゆかたです。「猿猴摘桃図」は、鮮やかな描写が特徴で、自然や動物をテーマにした若冲の魅力を生かしています。価格は55,000円（税込）となります。

新しい帯の提案

着物を着る際の大きな課題として“帯結びの難しさ”があることを受けて新たに開発されたのが「締帯」です。この帯は、伊達締めの構造を応用し、扱いやすさを追求することで、初めて着物を着る方でも楽に扱えるようデザインされています。伝統的な博多織を用い、凛とした表情を持ちながらも使用感もよく、29,700円（税込）で販売される予定です。

足元にも工夫を

この夏、新たにラインナップに加わったアイテムには、JUTTA NEUMANNによるレザーサンダルもあります。このサンダルは、天然皮革の特性を活かしており、経年変化を楽しむことができる一足です。価格は82,500円（税込）です。

さらに、大分県日田市で製作された下駄は、杉材を使用しており、歩きやすさを追求した設計が魅力です。日本各地の工芸品を取り入れ、多様な履物が揃い、より一層の楽しみを提供しています。