後世に繋ぐものづくり──BEAMSが佐賀で特別イベント開催

後世に繋ぐものづくり──『Calling BEAMS CRAFTS IN THE MAKING』

株式会社ビームスが提案するプロジェクト『Calling BEAMS CRAFTS IN THE MAKING』は、後世に残すべきものづくりを目的とし、多様な文化を守る取り組みです。このイベントは、2024年9月5日から10月15日まで、佐賀県の和多屋別荘で特別に開催されます。

プロジェクトの背景

ビームスのクリエイティブディレクター、佐藤幸子の監修により、伝統的な素材や技法を取り入れた新たな価値を創出することを目指しています。ファッションの視点から、特に重要無形文化財である久留米絣を用いたリラクシングウェアや陶磁器を用いたジュエリーコレクションが注目を集めています。

展示アイテムとその特長

1. CATHRI（カスリ）
久留米絣を取り入れたリラクシングウェアを展開しており、エイジレスかつ普遍的なデザインが特徴です。2020年に創業し、独自のアートとして表現された絣を用いた製品は、他にはない魅力を持っています。
イベント期間中、特別に提供される久留米絣の織元による日本酒も楽しむことができます。

2. HIZEN jewelry（ヒゼンジュエリー）
佐賀県肥前の陶磁器を宝石として再構築し、「宝石を纏うように“やきもの”を纏う」をコンセプトにしたジュエリーコレクションです。様々な窯元の陶磁器の個性を活かし、全く新しいジュエリーの形を提案しています。

- 有田焼の文翔窯では、生活に寄り添った新たな焼き物を模索し、インテリアとも調和する作品を生み出しています。
- 創業97年の伊万里焼の畑萬陶苑は、伝統技術を活かした作品を展開。
- 嬉野吉田焼の224porcelainは、温泉地としても有名な佐賀県の職人による魅力的な作品が並びます。
- 武雄焼の康雲窯は、自然と文化が交錯する器作りに取り組み、特別なうつわをご用意。
- 400年以上の歴史を持つ唐津焼は、素材感を重視した作品で、その変化を楽しませてくれます。

3. HYOGO LEATHER（ひょうごレザー）
兵庫エリアで生まれた異なる革を用いて、多様なアイテムへと展開するブランドです。質感を大切にした製品は、毎回新たな驚きを提供してくれるでしょう。
和多屋別荘でのポップアップショップにて、初めての取り扱いが実現します。

体験プログラムと宿泊

佐藤幸子が手掛けた特別な一室『Calling Room』では、九州の伝統的な織物、久留米絣をテーマにした宿泊体験が可能です。日本料理の利休での特別な食事体験や、アート作品の鑑賞も楽しめます。

和多屋別荘の広大な庭園では、四季折々の自然美を感じながら、心と体をリフレッシュすることができる特別空間として設計されています。