LivCoとクイック、外国人採用支援の未来を切り開く
株式会社LivCoと株式会社クイックは、業界において画期的な資本業務提携を結び、外国人採用支援サービスの拡販スキーム構築に向けた協業を開始しました。両社の協力により、日本企業が直面している外国人材の採用・定着に関する課題に対する包括的な解決策が提供されることが期待されています。
提携の背景
日本が抱える少子高齢化の影響で、労働力不足が日増しに深刻さを増しています。この状況を打破するため、多くの企業が海外からの人材採用に目を向けるようになりましたが、言語や文化の違い、在留資格手続きや生活支援などの課題が立ちはだかります。これらの困難を解決するために、2021年に設立されたLivCoは、外国人の生活全般を支えるサービスを提供し、すでに300社以上の法人に550人以上の特定技能外国人を紹介してきました。
一方で、クイックは1980年の創業以来、多種多様な人材サービスを提供してきた企業で、東証プライム上場企業としても知られています。これまで8万社以上のクライアントにサービスを提供し、国内外のネットワークを構築してきた実績があります。双方が協働することで、日本企業の外国人採用を取り巻く課題を効果的に解決できると判断し、本提携が実現しました。
提携の目的
本提携は、LivCoとクイックがそれぞれの強みを生かし、外国人採用支援サービスにおける新たな協業体制を構築することが目的です。これまで個別企業ごとに提供されてきた外国人採用サービスを、クイックの広範な顧客基盤を活用して、より多くの企業に展開していく予定です。特に、地方企業や中小企業が求める外国人材の受け入れと活用をサポートすることで、日本全体の労働力不足の解消に貢献することが目指されています。
提携には資本提携も含まれており、クイックはLivCoへの出資を通じて、さらに強固なパートナーシップを確立します。これにより、クイックは新たなサービス分野に参入し、LivCoもクイックのノウハウの共有を通じて事業を加速できます。
両社の代表者からのコメント
LivCoのCEO、佐々翔太郎氏は「クイック社との提携を大変嬉しく思っています。この協力を通じて、外国人支援のノウハウとクイック社のネットワークを結びつけ、より良いサービスを全国の企業に提供できるよう努めてまいります」と述べました。
また、クイックの会長である和納勉氏は、「少子高齢化が進む日本において、海外からの優秀な人材を活用することが不可欠です。LivCoと連携することで、外国人HRマーケットをリードし、日本の人材不足解消に寄与できると信じています」と意気込みを見せました。
結論
この資本業務提携は、金融面だけでなく、お互いの事業戦略に大きな影響を与え、双方の成長を促すものになるでしょう。外国人採用支援は今後ますます重要な課題となりますが、LivCoとクイックが手を組むことで、日本企業がグローバルな人材を積極的に受け入れられる時代が来ることでしょう。