NPO法人Piece of Syriaが「風に立つライオンオブ・ザ・イヤー2025」を受賞
NPO法人Piece of Syriaが、公益財団法人風に立つライオン基金が主催する「風に立つライオンオブ・ザ・イヤー2025」において、柴田紘一郎賞を受賞しました。この賞は、命や平和を守るために献身的な活動を続けている個人や団体を顕彰するものです。受賞式は2025年12月12日に東京・明治記念館で行われました。
「風に立つライオン オブ・ザ・イヤー」とは
「風に立つライオンオブ・ザ・イヤー」は、国内外で社会貢献に尽力している個人や団体を称える賞です。特に命や平和を守る活動に焦点を当てており、この賞は、国内部門の「鎌田實賞」と国外部門の「柴田紘一郎賞」に分かれています。2025年度では、Piece of Syriaが柴田紘一郎賞を受賞し、さらに、岐阜県総合医療センターの寺澤大祐医師が鎌田實賞に選出されました。
受賞理由と活動内容
Piece of Syriaは、2016年の設立以降、シリア・トルコで5万人以上の子どもたちに教育支援や心のケア、学校の修復活動を行ってきました。このような活動が評価され、受賞に至ったのです。特に、代表理事の中野貴行氏は、受賞後のコメントで「私たちの活動が多くの人々に認識されることに感謝している」と語ります。
中野代表の活動に込めた思い
「私たちは、シリアという国が持つ危険なイメージの背後にある、温かく優しい人々を知っています」と中野氏は続けます。シリアでの青年海外協力隊としての活動を経て、出会った少女とのエピソードが今の活動の原点となっています。彼女は「お金は天国に持っていけないからどう使うかが大事」と教えてくれました。
戦争が始まって以来、彼女の安否を分からずに過ごしている中野氏は、彼女に夢を持たせることができたことを振り返り、自らの活動を続ける理由にしています。
シリアの現状と文化の紹介
Piece of Syriaは、単に支援の対象としてシリアを捉えるのではなく、シリアが持つ豊かな文化や多様性を日本に伝える活動にも取り組んでいます。「シリアをいつか行きたい国」として感じてもらいたいという思いから、日本国内での啓発活動にも力を入れています。
2025年春にシリアを訪れた際、彼女の住んでいた村を訪れた中野氏は、再会は叶いませんでしたが、次回訪問時には受賞のことを伝えたいと語っています。
今後の展望
この受賞を契機に、Piece of Syriaは一層活動に力を入れ、「子どもたちに希望を届ける」という使命を果たすために尽力する予定です。キャンペーンや寄付者の募集も行っており、マンスリーサポーターや寄付を通じて多くの人々に参加を呼びかけています。彼らの目標は、平和なシリアに行ける未来を創造することです。
この機会に、皆様もPiece of Syriaの活動に触れ、支援を考えていただけると幸いです。