パシフィコ横浜が認証取得したISO 20121:2024とは?
2025年7月10日、BSIグループジャパンが株式会社横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜)に対して、MICE施設としてISO 20121:2024(イベントサステナビリティ・マネジメントシステム)を認証しました。これにより、パシフィコ横浜は日本で初めてこの国際規格を取得した施設となります。
MICEとは何か?
MICEは「Meeting」、「Incentive Travel」、「Convention」、「Exhibition/Event」の頭文字を取ったもので、企業会議や研修旅行、国際会議、展示会などを含むビジネスイベントの総称です。パシフィコ横浜はこれらの多彩なイベントを支える重要な役割を担っています。
ISO 20121の意義とは?
ISO 20121は環境、経済、社会の側面を統合的に管理することで、イベント産業の持続可能性を高めるための国際的な基準です。BSIが開発したこの規格は、環境への影響に加え、経済的・社会的な側面も考慮することにより、持続可能なイベント運営を支援しています。この規格は2007年にBS 8901として始まり、その後国際規格へと進化しました。
パシフィコ横浜の取り組み
この認証取得は、パシフィコ横浜がサステナビリティを重要な課題として取り組んできた成果なのです。代表取締役社長の林琢己氏は、認証取得の重要性を強調し、競合の海外施設に対抗するためにも必要なステップであると述べています。ISO 20121を取得したことで、国内MICE業界におけるサステナビリティの取り組みをリードし、国際会議の誘致を推進していく意向を示しています。
今後の展望
パシフィコ横浜は2024年度には1,004件の催事を予定し、487万人以上の来場者を迎える予定です。国際会議統計においても21年連続でMICE施設別の国際会議開催件数で首位を獲得しています。今後はISO 20121の基準を活かし、さらなる国際会議の誘致を進め、地域経済の発展に寄与することを目指しています。
BSIグループジャパンとの関係
認証審査を担当したBSIグループジャパンは、ISO 20121の発展に貢献してきました。BSIのサポートを受けることで、パシフィコ横浜は約10か月という短期間でこの認証を取得しました。BSIは自動車や航空宇宙、医療などの分野でも信頼できる標準を提供する機関であり、持続可能な世界を目指しています。
結論
パシフィコ横浜によるISO 20121:2024認証の取得は、持続可能なイベント運営への重要な一歩です。環境を意識した施設運営が、国際的な競争力を高める要因になることが期待されています。これにより、パシフィコ横浜は今後も多くの国際的な会議を誘致し、MICE産業の未来を切り開くことを目指しています。