株式会社栃木屋が新商品を発表!
製造業界において重要な役割を果たす機構部品メーカーの株式会社栃木屋は、EMC対策に特化した新たな製品、TM-378E-22導電性スライドレールの販売を開始しました。この製品は、電子機器の導電性を確保するためのもので、特にボンディング作業の軽減に寄与することを目的としています。
新たな導電性スライドレールの特徴
TM-378E-22は、2本1セットで販売され、特長的には伝導性を維持しながら、狭いスペースへの配線も可能にしています。この製品は、補助導線としての使用や筐体実装検証を通じて、その有効性を発揮することが期待されています。また、特別に開発された機構により、摺動中も導電性を保証し、静止時には「抵抗値0.1Ω以下」を達成することができます。この数値は、半導体製造装置向けのSEMI規格に基づいたもので、業界標準を満たしています。
使用の利益と手間の軽減
製品が導入されることで、引出し部のボンディング配線が必要な機器にとっての手間を大幅に削減できます。ヒアリングを通じて確認されたように、設計段階から配線空間の確保や狭所での作業は多くの時間と労力を要します。しかし、本製品を用いることで、これらの手間を解消でき、ねじ締結作業のみで導電性の確保が実現します。ただし、筐体実装は必須条件です。
インストールの容易さ
TM-378E-22は、M4トラス小ねじまたはM4バインド小ねじで取り付けができるため、誰でも簡単に使用することが可能です。なお、塗装取付面への使用は不可となっているため、注意が必要です。この製品は同断面形状の他のスライドレールにも転用が容易で、サイズのバリエーション展開も見込まれています。
実機体験と展示会の開催
導電性スライドレールは、幕張メッセで開催される「機械要素技術展」で実機が展示されています。特に、LEDライトを使用し、駆動時でも「0.1Ω以下」の抵抗値が実際に確認できる貴重な機会です。この展示会は参加無料であり、2025年7月9日から11日まで開催されます。株式会社栃木屋のブース番号は6ホール37-32で、ぜひ訪れてこの新製品をご体験ください。
企業情報
株式会社栃木屋は、1949年に設立され、東京都千代田区に本社を構えています。主な事業内容は、蓋止め、扉止め、蝶番、錠前、ハンドル、キャスターなどの機構部品の企画・設計・販売です。また、ISO 9001およびISO 14001の認証を取得し、環境対応にも力を入れています。ソニーや富士通などの企業からも環境パートナーとして認定されています。
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