ロンジンが作り上げた特別モデル「イヤー・オブ・ザ・ホース」
スイスの高級腕時計ブランド『ロンジン』が、2026年の午年を祝う特別限定モデル「ロンジン マスターコレクション イヤー・オブ・ザ・ホース」をリリースしました。このモデルは、馬術界との深い絆を反映したデザインと、アートを融合させた独特の魅力を持っています。
デザインは中国の著名なアーティスト、Peon Xu(ピオン・シュー)とのコラボレーションによって生まれ、彼の名作「Galloping Horse(奔馬図)」が時計の内部機構に精巧に彫刻されています。この彫刻は、手首の動きにあわせて馬が疾走する様子を再現し、力強さと自由の象徴として位置づけられています。また鮮やかなグラデーションレッドの文字盤が魅力を引き立て、全世界で限定2,026本のみの販売となります。
Peon Xuと「奔馬図」の魅力
中国現代アートの巨匠であるPeon Xuは、「奔馬図」を通じて西洋技法と中国写実主義を巧みに融合させ、この作品が描く疾走する馬の姿は西洋絵画の正確さと中国水墨画の詩的な美しさを兼ね備えています。「マスターコレクション」内のこのタイムピースには、シュー家伝承の書道家Qingping Xu(チンピン・シュー)が監修した書が添えられ、作品の芸術的意義をさらに深めています。
書に描かれた「奔马得势(奔馬得勢)」は、「疾走する馬」が持つ前進する力や、成功を収めるための勢いを寓意しています。これにより、時計自体が持つ物語性が一層強調され、馬の文化的意義と共に新たな始まりを象徴するものとなりました。
ロンジンの馬術への情熱
ロンジンは19世紀以来、馬術界と密接な関係を築いてきました。特に、国際的な競技会の公式タイムキーパーを務めるなど、そのエレガンスとパフォーマンスへの情熱は多くの支持を集めています。日本では、2014年からジャパンカップの公式パートナーとしても知られ、最近では「ロンジン賞 ジャパンカップ」が盛況のうちに開催されました。
このモデルに込められた「午年」のテーマは、ロンジンにおけるブランドの活力や推進力を再現し、瞬時の美しさとタイムレスなエレガンスが融合した形で表現されています。
デザインの詳しい仕様
「ロンジン マスターコレクション イヤー・オブ・ザ・ホース」は、直径42mmのステンレススティールケースを使用し、そのダイアルにはサンレイブラッシュ仕上げのグラデーションレッドが施されています。この色味は日の出のイメージを想起させ、新しい始まりを象徴します。優雅なゴールドカラーの針とアプライドインデックスがデザインの高貴さを引き立て、6時位置にはカレンダー付きのムーンフェイズ表示が組み込まれています。
シースルーケースバックからは「Galloping Horse」の美麗なエングレービングが顔を出し、動くたびに作品が生き生きとした表情を見せます。搭載されるロンジン エクスクルーシブ自動巻きムーブメントL899.5は、シリコン製のヒゲゼンマイを採用し、約72時間のパワーリザーブを実現しました。
ストラップはブラックアリゲーターのレザー製で、プッシュピース式の開閉システムとトリプルセーフティフォールディングクラスプで留められています。全体的に洗練されたデザインが、一層の独自性を加えています。
概要
ロンジンの「マスターコレクション イヤー・オブ・ザ・ホース」は、エレガンスとパフォーマンスの調和を実現した一品であり、長い歴史と革新を誇るロンジンにふさわしい作品です。馬術界との絆を新たにし、芸術家の想いを具現化したこの時計は、単なる時間を計る道具を超えた、真のアートピースとしての存在感を放っています。
詳細は公式サイトをご覧ください:
ロンジン公式サイト