京都外国語大学、新理事長に北寿郎氏が就任

学校法人京都外国語大学は、2023年6月24日に行われた理事会で、常任理事の北寿郎氏が新理事長に選任されたことを発表しました。任期は2025年6月24日から2027年度の定時評議員会の終了時までとなります。

新理事長の北寿郎氏は、1952年1月1日生まれの73歳で、経営学とコンピュータサイエンスを専門としている工学博士です（名古屋大学）。学内では工学系のバックグラウンドを持つ初の理事長として、外国語大学の教育方針に新たな視点をもたらすことが期待されています。

グローバル社会においては、単に言語力を高めるだけでなく、科学的な思考力や問題解決能力がますます重要になっています。これに伴い、北氏は外国語大学ならではの強みを活かしつつ、理系分野からの観点を持つアプローチを通じて、世界との連携を深めることを目指しています。

略歴

北寿郎氏は、1976年に日本電信電話公社（現NTT）に入社し、2001年からはNTTコミュニケーションズ株式会社で活動。その後は、同志社大学大学院ビジネス研究科の教授を経て、2013年から2015年にかけては同研究科の長も務めました。また、2014年から2022年にかけて株式会社ナカヨの社外取締役も務めた実績があります。2022年には同志社大学の名誉教授となり、2025年3月には京都外国語大学の理事に選任されました。

このように多彩なキャリアを持つ北氏が理事長に就任することで、関係者からは期待の声が上がっています。彼の経歴や専門性が、大学教育の質をさらに向上させる要素になることでしょう。

前理事長であり総長だった堀川徹志氏は、学園の相談役に就任することも併せて発表されました。堀川氏の長年の経験と知見が引き続き大学の発展に寄与することが期待されています。

この人事の発表は、京都外国語大学が今後の教育方針をどのように進化させるのか、多くの注目を集めています。北氏の指導の下、学生たちが国際的な舞台で活躍する力を育てることに力を入れていくことでしょう。

問い合わせに関しては、京都外国語大学秘書室が対応しています。連絡先は電話075-322-6040、ファックス075-322-6248、またはEmailで[email protected]となっています。

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