Carbon EXが国際排出量取引協会に加盟
Carbon EX株式会社(代表取締役CEO:西和田 浩平、竹田 峻輔)は、カーボンクレジット市場のさらなる発展を目指し、国際排出量取引協会(IETA)に加盟しました。IETAは、気候変動対策における国際的なルール作りを推進するNPO団体であり、世界的に300社以上が参加しています。この加盟により、Carbon EXは排出権取引のルールメイキングに関与し、ネットゼロ実現を加速させる意向を表明しています。
カーボンクレジット市場の重要性
最近の気候変動への関心を受け、カーボンクレジットは今後ますます重要な役割を果たすことが予想されています。特に、2050年までにネットゼロを実現するためには、カーボンクレジット市場の整備が不可欠です。しかしとはいえ、現状の市場には国際的な基準やルールが整備されていないため、その成長を妨げる要因が存在します。この問題に対処するため、各国や国際機関が連携して、新たなルール作りに取り組んでいます。
IETAの取り組み
IETAは1997年に京都議定書の制定以降、GHG(温室効果ガス)排出量削減のための取引基準作りを進めてきました。特に、イタリア・フィレンツェで開催された年次ヨーロッパ気候サミットでは、「カーボンクレジットの高品質利用のためのガイドライン」を発表するなど、具体的な成果を上げています。その活動の中で、Carbon EXもこれらの取り組みに参加することで、市場の成長に寄与したいと考えています。
Carbon EXの役割
今回の加盟に際し、Carbon EXはIETAのワーキンググループに参画し、意見をまとめていく方針です。また、COP(気候変動枠組条約に関する締約国会議)などの国際会議で提言を行うことで、カーボンクレジット市場の発展に寄与することを目指しています。今後、Carbon EXはIETAのネットワークを活用し、カーボンクレジットの取引における国際的なルール作りに貢献していく予定です。
持続可能な未来への貢献
Carbon EXは、IETAを通じてカーボンクレジットの取引や市場形成において、より高い水準のルール作りを進め、CO2排出量削減と持続可能な未来の実現に寄与する覚悟です。また、同社ではボランタリーカーボンクレジットの販売や高い信頼性を持つクレジットの取扱い、さらには購入コンサルティングサービスの提供も行っています。これにより、企業や個人がカーボンクレジットを通じて気候変動に取り組む際の支援を行い、より持続可能な社会の形成に向けて努力していく所存です。
会社概要
Carbon EXは、2023年6月2日に設立され、東京都港区に本社を構えています。株主構成は、アスエネ株式会社とSBIホールディングス株式会社がそれぞれ50%保有しており、カーボンクレジット市場の信頼性を高めるための活動を続けています。今後もCarbon EXは、カーボンクレジットを活用した持続可能性の向上に努めていきます。