BYDが900万台目の新エネルギー車をラインオフ!
2024年9月25日、BYDは深汕工場で900万台目となる新エネルギー車をラインオフしました。注目のモデルは、高性能なBEVスーパーカー「YANGWANG U9」。この快挙により、BYDは世界初の新エネルギー車生産台数900万台を達成した自動車メーカーとなり、中国の自動車産業における重要なマイルストーンを刻みました。
BYDは、わずか2か月前に800万台目をラインオフしたばかりで、驚異的なスピードで新エネルギー車の生産を進めています。今年上半期だけでも、BYDの新エネルギー車の販売台数は160.7万台に達し、引き続き世界のトップの座を維持しています。高級ブランドである「YANGWANG」はラグジュアリーセグメントでも着実に成果を上げており、業界内での存在感を強めています。
「YANGWANG U9」の特長
今回ラインオフされた「YANGWANG U9」は、中国自動車産業のお手本ともいえる存在です。革新的な技術と優れた性能を兼ね備え、高度な製造技術と最高品質を誇ります。このスーパーカーは、BEVによる新たなドライビング体験を提供し、自動車界に新たな印象を残しました。
「YANGWANG U9」は、2023年8月に正式に納車が開始され、最新世代の四輪駆動プラットフォーム「e4プラットフォーム」と、最先端のサスペンションシステム「DiSusインテリジェント ボディ コントロール システム」の2つの核心技術に支えられています。これにより、新エネルギー分野における数々の技術的ブレークスルーを実現しました。
加えて、北部の深汕には新エネルギースーパーカーの専用工場が設立され、「YANGWANG U9」の生産体制を整えています。この工場は国内初の新エネルギースーパーカー専用のラインを持ち、カーボンファイバー製の車体構造部品が使用されます。この素材は、強度が鋼の5倍から6倍に達するといわれています。
生産品質の確保のため、カーボンファイバーのキャビンは厳格な基準のもとで製造されており、特別なクリーンルームで行われます。また、BYDは熟練したスタッフを揃えて高水準の生産を支えています。すべての組立工程におけるスマート化も進められ、各車両の緻密な製造が可能になっています。
BYDは、新エネルギー車の高級ブランドとして最新のテクノロジーを駆使し、革新的な未来を切り拓いています。これにより、中国だけでなく、世界の自動車産業に変革をもたらすことでしょう。
BYDグループについて
BYDグループは、1995年にバッテリーメーカーとして創業し、現在では自動車や新エネルギー、都市モビリティに多岐にわたる事業を展開しています。特に、6大陸、70カ国以上で電気自動車を展開し、先駆的な技術を駆使してEV市場におけるトップランナーとして躍進しています。
このような背景から、BYDは真の意味での未来の自動車産業の変革者となるべく、日々革新を追求しています。