片づけ成功の鍵
2019-05-29 13:00:35
「モノを減らす」ことが鍵!片づけ成功の新基準とは?
片づけの新たなアプローチ
片づけは多くの人にとって悩みの種であり、特に「モノを減らす」ことが大きな壁となります。一般的には、整理や収納に関する情報が溢れていますが、実のところ効果的な片づけは「減らす」ことから始まります。著者のはせがわよしみ氏は、片づけを成功させるための新しいアプローチとして「枠を決める」ことが重要だと強調しており、これが片づけにおける基本的な基準になると提案しています。
「減らす」ことの重要性
片づけに悩む人ほど、片づけに関する本や情報を多く持っています。特に意識が高いにもかかわらず、実行に移せない理由として「まだ使えるから」「もったいない」といった感情が挙げられます。このような思いは、片づけの実行を遅らせ、結果的に散らかりを引き起こします。はせがわ氏の提案は、まず「枠を決める」ことから始めることで、物理的にも精神的にもモノを減らす手助けをします。
片づけの3つのステップ
著者が提案する片づけのプロセスは3つのステップで構成されています。
1. 枠を決める - 収納の大きさや見た目を意識し、完成形を想像することで、収めるべき量を視覚的にイメージします。
2. 量を減らす - 決めた「枠」に収まる範囲で、徹底してモノを削減します。
3. 整列して収める - 整理されたモノの色や向きを揃え、シンプルに収納します。
このプロセスを踏むことで、多くの人が陥る「モノを減らせない」という問題に対処します。
自分の心地よさを基準に
知識は豊富でも、実行に移せないのが片づけです。収納テクニックや商品にこだわる余り、他人の基準に縛られてしまうケースが多く見受けられます。しかし、真の片づけ成功には、自分が心地よいと感じる状態を基準にすることが不可欠です。枠を決めてモノを減らした後は、シンプルな法則に従って整頓していけば良いのです。
収納に関するヒント
本書には、モノを減らすための基準として、「好きなモノ」「思い出の品」「不要なモノ」の3つを選択する方法が提案されています。さらに、五感や「なんとなく」の感覚に基づいて、捨てることへの躊躇を乗り越える方法も示されています。また、収納においては「立てる」や「かける」ことで、空間をすっきりと保つコツが解説されています。
実践的なセミナーの開催
片づけに関する悩みを抱える人々に対して、著者は地元旭川で「おうちおしゃれ片付けカフェ」というセミナーを開催しています。このセミナーでは、実際に自宅を公開し、収納や動線、生活スタイルを見せることで、参加者が自分の家を見つめ直す良い機会となっています。参加者の多くは、体験を通じて片づけへの意欲を高めています。
結論
片づけにおける新たなアプローチとして、はせがわ氏の「枠を決める」の考え方は非常に参考になります。モノを減らし、自分にとって心地よい空間を作ることで、片づけの悩みが解消されることでしょう。一歩踏み出す勇気を持ち、効果的な片づけに挑戦してみる価値があります。
会社情報
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同文舘出版株式会社
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