シンガポールで菊展示
2018-08-29 11:01:19
シンガポールの植物園での日本の菊の驚きの展示プロジェクト
シンガポールでの「千輪咲」展示
福島県二本松市の特産である菊「千輪咲」が、シンガポールの名所『ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ』で試験展示されることが決まりました。この展示は、二本松市の「菊のまち二本松ブランディングプロジェクト」の一環として行われ、2018年9月中旬から約1ヶ月間展示される予定です。
「千輪咲」は、一本の茎から数百から千の花を咲かせる技術によって育てられた菊で、特にその見事な外観が評価されています。このたび、二本松市から海外に向けた初の展示となることから、多くの注目を集めています。
菊の魅力を世界に発信
二本松市は、長年にわたり「魅せる菊」というテーマで菊栽培を行っており、美しい菊人形や多輪咲の技術を用いた作品を数多く展示してきました。特に「千輪咲」は、約2年の歳月をかけて育てた生花であり、数少ない職人の技術によって生み出されています。この独特な育成法は、先端を摘んで枝数を増やし、開花時期を光でコントロールするなど、熟練の技術が要求されます。
展示が決まった背景には、2017年に「千輪咲」に興味を持った『ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ』との出会いがありました。その後、二本松市の職員と栽培者が現地を訪れ、密に協議した結果、今回の展示に至ったと言われています。
菊のプロモーションと将来の展望
二本松市では「菊のまち二本松ブランディングプロジェクト」を立ち上げ、菊を多様なシーンで活用してもらうことを目指しています。今後は、プロモーション動画やカタログを通じて、菊の魅力を広く発信していく計画です。特に、展示会などの場で市内の経済活性化を図り、観光の促進にも貢献することが期待されています。
展示に向けた準備
現在、展示に向けて開花のタイミングを調整中で、9月の見頃に向けて万全の準備が進められています。「千輪咲」の美しさは、日本的な情感を感じさせるもので、観覧者にとっても印象深い体験を提供することでしょう。
また、10月には例年行われる「二本松の菊人形展」と同時に「にほんまつMumフェスティバル2018」の開催も予定されています。これにより、更なる菊の魅力と親しみをもたらし、参加者が楽しめる新たなスタイルのイベントとなるでしょう。
このように、福島県二本松市の「千輪咲」は、国内外での認知度を高め、伝統的な日本の花が持つ可能性を広げていく重要な取り組みです。
会社情報
- 会社名
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一般財団法人 二本松菊栄会
- 住所
- 福島県二本松市金色403-1
- 電話番号
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