奈良の特色を活かしたビジネスの未来を切り開くデザイン経営プログラム

奈良の未来をデザインする共創プログラム「CHANGE MAKER」

令和7年7月8日から、奈良商工会議所および奈良市と共同企画した「CHANGE MAKER 奈良デザイン経営共創プログラム」の参加者募集が開始されます。このプログラムは、企業が「このままでいいのか？」と直面する経営課題に真正面から取り組むことを目的としています。参加企業は、自社の“らしさ”を再確認し、その視点から経営や組織のあり方を見直すチャレンジに取り組むことが求められます。

プログラムの背景

奈良商工会議所は、地元企業の付加価値や生産性の向上を目指し、デザインを用いた経営改革に焦点を当てたプログラムを提供します。企業が築いてきた技術や信頼を基盤に、自らの“らしさ”を再定義し、デザイン経営を通じて時代に対応した存在へと成長する方法を探ります。これにより、見た目や表面的なデザインにとどまらず、事業そのもの、組織、さらには顧客との関係すら再設計する視点を持つことが重要です。

プログラムの特徴

本プログラムは以下の3つの特徴を持ちます：
1. 自社の「らしさ」を再定義し、未来に向けたビジョンを描くこと。
2. 企業と支援者（デザイナーや中小企業診断士など）による共創を促進する。
3. 全6回のワークショップ（各回3.5時間）と個別フォローでの支援を行います。

ワークショップの実施概要

ワークショップは全6回に渡って行われ、すべて奈良商工会議所での対面形式で実施されます。参加費は無料で、令和8年2月には個別フォローアップも予定されています。また、成果発表会は令和8年3月12日（木）に開催され、参加企業がプログラムで得た成果を発表します。

参加募集要項

現在、参加企業の枠は8社（奈良市内企業優先）と、支援者枠は16名（デザイナーや中小企業診断士など）で構成されています。各企業には2〜3名のチームでの参加が推奨されており、応募締切は令和7年8月22日（金）です。

プログラムに関する詳細や申込み方法は、奈良商工会議所のウェブサイトで確認できます。

事前セミナーの開催

7月31日（木）の14:00〜16:00には、本プログラムの趣旨や過去の成功事例を紹介する事前セミナーが奈良商工会議所大ホールAで無料で開催されます。このセミナーは奈良県内の中小企業や支援人材候補者を対象としており、事前に申し込みが必要です。

専門家の登壇

このプログラムの登壇者には、デザイン経営の先駆者たちが名を連ねています。福嶋賢二氏（株式会社ソルトコ）、森脇正文氏（株式会社MWV）、澤田哲也氏（ミテモ株式会社）は、それぞれ企業の魅力を引き出すデザインや、多様な視点からの経営支援に注力している有名なクリエイターです。彼らは、それぞれの経験と専門性を活かし、自社をデザイン経営へと導く実践的な知識を参加者に提供することでしょう。

結びに

この「CHANGE MAKER 奈良デザイン経営共創プログラム」は、ただのセミナーや研修ではありません。参加企業が未来に向けた新しい価値を創造するための場です。奈良の地域資源を最大限に活用し、参加者同士、または支援者との関係性が育まれることで、ノウハウや情報の共有が促進されることを目指しています。未来のビジネスシーンをけん引するために、今こそ参加を検討してみてはいかがでしょうか。