追悼上村淳之展: 鳥を題材にした日本画の旅
2025年5月3日から7月13日の期間、松伯美術館で「追悼上村淳之展 学生時代から晩年まで1ー鳥・鳥・鳥ー」が開催されます。この展覧会は、日本画家上村淳之氏の91年にわたる人生とその作品の数々を振り返る貴重な機会です。展覧会は2期に分かれ、こちらは第1期となります。
上村淳之は、京都市立美術大学在学中から花鳥画を追求し、独自の絵画空間を創造しました。彼は2024年11月に逝去しましたが、その模索の軌跡は、未発表の作品や隠れた名作によって示されています。
今回の展示では、上村淳之の初期から晩年にかけての作品約50点が展示されます。特に、松伯美術館初公開となる作品もあり、彼の若き日の感性と成人期の成熟が見られる内容になっています。会場には、「鳩舎」「孔雀」といった過去の名作もラインナップされ、来場者はその魅力を直接体験できるでしょう。
展覧会の詳細
- - 名称: 追悼上村淳之展 学生時代から晩年まで1ー鳥・鳥・鳥ー
- - 開催期日: 2025年5月3日(土・祝)~7月13日(日)
- - 主催: 公益財団法人 松伯美術館、毎日新聞社
- - 入館料: 大人820円、高校生・大学生含む、子ども410円
- - 開館時間: 午前10時~午後5時(最終入館午後4時)
- - 休館日: 毎週月曜日(祝日の場合は開館)
この展覧会における展示作品の中には、上村淳之の「孔雀」や「白孔雀」といった名作が含まれています。また、同美術館に所蔵される上村松園の作品も7点特別展示され、見どころを増しています。
追悼の思い
上村淳之は生涯を通じて鳥を題材とした作品を数多く手掛けており、その美しさは今でも多くの人々の心に残っています。彼の作品は、単なる美術品としてだけでなく、彼自身の思いや生き様が宿ったものとして、見る者の心を打ちます。今回の追悼展を通じて、多くの人々が上村淳之の芸術の深さを再発見することが期待されています。
これに続く第2期では、8月9日から10月19日の間に「追悼上村淳之展 2ー鳥たちの世界ー」というテーマで、さらなる作品が展示される予定です。
是非、松伯美術館に足を運び、上村淳之の素晴らしい世界を感じ取ってみてはいかがでしょうか。