グッドパッチが新たに展開する「Goodpatch AX」
株式会社グッドパッチ、東京・渋谷に本社を持つデザイン会社が、AIプロダクトの体験設計に特化した新しいソリューション「Goodpatch AX」(AI Experience Design)の提供を開始しました。この最新の取り組みは、顧客体験を中心に据えることで、企業の生成AIを利用した新規事業の立ち上げや、既存のプロダクトへのAI導入を支援することを目指しています。
技術先行から顧客体験重視へ
特に、グッドパッチは技術に先行することが多いAI関連事業に対し、顧客体験を重視したデザインプロセスを採用することによって、企業の事業成長へつなげることができるとしています。このアプローチにより、テクノロジーに依存しすぎることなく、よりユーザーフレンドリーで効果的なAIプロダクトが生まれることを期待しています。
AIを利用したプロジェクトの背景
最近のAI技術の急速な進化により、デジタルサービスを中心とした顧客体験の質が変化しています。特にアメリカでは、企業のAI投資の約60%が顧客満足度の向上や新たな付加価値の創出を目的としており、顧客接点におけるAIの活用が進んでいます。一方、日本ではバックオフィス業務の効率化を目的としたAI活用が中心で、企業が持続的に成長するためには、新しい顧客価値を生み出すことが求められています。グッドパッチはこのような背景を踏まえ、具体的な解決策を提供しようとしています。
新しいソリューションの概要
「Goodpatch AX」においては、AI関連事業やプロダクトの立ち上げにあたり、顧客体験を基盤として施策を進めます。具体的には、以下のステップでサポートを行います。
- - 課題の特定と検証:AIが解決すべき読み取るべき本質的な課題を見つけ出します。これにはデザインリサーチ手法を駆使して深い洞察を得ることが必要です。
- - 価値の探索とユースケースの構築:BTC(ビジネス・テクノロジー・クリエイティビティ)の各専門チームがおり、生成AI技術の効果的な導入を目指します。
- - プロトタイプ制作:最小限のプロトタイプレベルで仮説を検証することで、短期間での問題解決へ向けた道筋を立てます。
また、「Goodpatch AX」では組織内での継続的なAI活用を推進するために、トレーニングやワークショップも提供し、AI技術の普及に貢献します。
提供する価値
グッドパッチは、これまでに2,000件以上のプロジェクトを通じて得た豊富な知識を活かし、顧客体験を重視したデザインプロセスを提供。これにより、企業は顧客に支持される体験をデザインできるようにサポートします。特に生成AIを利用した価値創出においては、専門的なデザイナーによるハンズオンでの支援も行われます。
結論
グッドパッチの「Goodpatch AX」は、企業が持続的に成長する上での重要なソリューションとなるでしょう。顧客体験に基づく設計を重視するこの取り組みは、単なるAIの導入ではなく、本質的な価値の追求を目指しています。今後の企業変革に寄与することが期待されます。