田町駅西口を新たなランドマークに！大規模開発プロジェクト始動

田町駅西口、未来に向けた新たな街づくり

東京都港区に位置する田町駅西口では、新たな開発プロジェクトが始動しました。この「田町駅西口駅前地区開発事業」は、駅前の旧森永プラザビルを取り壊し、地域の新たな顔となるランドマークを建設するものです。2025年10月1日に着工し、2029年3月までに建物を完成させ、2033年度には周辺の緑地広場も整備され、全体のグランドオープンを迎える予定です。

1. 地域を守る基盤整備

今回のプロジェクトでは、駅前ロータリーの整備をはじめ、交差点の改良、さらには地下鉄バリアフリー通路の新設が含まれています。これにより、田町駅及び三田駅周辺の安全性と快適性が大幅に向上します。具体的には交通広場を拡張し、歩行者専用スペースも拡大されることで、混雑の緩和を図ります。また、国道15号に面した交差点をスクランブル化し、交通の安全性にも配慮されています。

2. ミクストユース型開発

プロジェクトの中心には、オフィスや商業施設、産業支援施設を兼ね備えたビルが建設される予定です。敷地面積は約0.6ヘクタール、延床面積は約9.8万平方メートルにも及び、田町・三田エリアのさらなる利便性と賑わいを生み出すことが期待されています。特に、田町駅の西口デッキに直結する立地の良さは、多くのオフィスワーカーや来街者にとって大きなメリットとなるでしょう。

3. 産業支援施設の設置

加えて、4階には社会貢献やスタートアップ支援を目的とした産業支援施設が設置されます。この施設は、地域に集まる大企業やメガベンチャーとの交流の場ともなり、地域内のイノベーションエコシステムを形成することを目指します。運営パートナーとして、全国に50拠点以上のインキュベーション施設をもつ株式会社ATOMicaが関与し、地域経済の活性化に寄与する予定です。