キーケルト、東京モーターショー2019に初出展
自動車業界の最前線で活躍するキーケルトが、東京モーターショー2019に初めて出展しました。キーケルトは、1857年にドイツで創業された自動車クロージャーシステムのリーダー企業として知られ、グローバルに事業を展開し、60以上の自動車メーカーから高い信頼を得ています。
展示エリアはおよそ100平方メートルで、東京ビッグサイトの西ホール4、ブース番号W4206に位置しています。会期は10月23日から11月4日までで、この間にキーケルトの進化した技術を直接体験できるチャンスが提供されます。
革新的な自動車アクセスシステム
ブースでは、キーケルトが誇る先進的な自動開閉ドアシステム「actiMOVE」、スライディングドアのドライブシステム「actiSLIDE」、E-ラッチ「excellENTRY」、およびe-チャージセキュリティシステム「secuCHARGE」など、革新的なアクセスソリューションが紹介されています。これらの製品は、自動車の利便性と安全性を大幅に向上させることが期待されます。
自動開閉ドアシステム「actiMOVE」
「actiMOVE」は、自動でドアを開閉するための先進的なシステムです。この技術はあらゆる使用条件に対応でき、アシストモードを活用することで「重さを感じない」快適なドア操作が可能となります。また、電力が失われた際にも独自のメカニズムにより、簡単にドアを開けることができます。自動車メーカーは、この技術を導入することで、サイドドアの自動操作に関する課題を軽減できます。
スライディングドアドライブシステム「actiSLIDE」
次に紹介されるのが「actiSLIDE」です。これは、ミニバン向けに特化した軽量設計のパワースライディングドアドライブシステムです。シンチング機能付きのドアラッチや、電気制御ユニットを含むワンストップソリューションを提供し、ハンズフリーや音声操作とも連携可能です。
E-ラッチ「excellENTRY」
さらに、キーケルトの「excellENTRY」は、自動車メーカーに新しい設計の選択肢を提供します。このシステムは、ドアを開けるための操作力を大幅に軽減し、ドアの快適な開閉を実現します。電力喪失時でも操作可能なバックアップ機能があります。
e-チャージセキュリティシステム「secuCHARGE」
最後に、キーケルトのe-チャージセキュリティシステム「secuCHARGE」を紹介します。このシステムは、電気自動車の充電を安全かつ確実に行えるよう設計されており、高いトルクを発生させるコンパクトな構造が特徴です。携帯機器による開錠や、緊急時に手動でプラグを取り外すこともできます。
企業の歴史と展望
キーケルトは、創業当初から家具用金物や輸送部門向けのラッチを作り始めましたが、その後自動車ロックシステムに事業をシフトし、現在では世界中の主要自動車メーカーに製品を供給しています。2018年には10億米ドルの売上高を記録しており、グローバルな競争力を持っています。
現在、キーケルトは11カ国に展開し、6,500名以上の従業員を抱えながら、顧客のニーズに合わせたソリューションを提供しています。特に日本市場では、2015年の横浜オフィス設立以降、サービスの強化に努めているため、今後の進展が期待されます。
詳細は公式ウェブサイトをご覧ください:
キーケルト