スターシーズが和歌山で系統用蓄電所の設置工事を開始

スターシーズ株式会社が和歌山県で系統用蓄電所の設置工事を開始

スターシーズ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：鈴木雅順、東証スタンダード市場：コード番号3083）は、このたび和歌山県において系統用蓄電所の設置工事を本格化させることを発表しました。この工事は、RE100電力株式会社が関わるアグリゲーションスキームの一環として行われ、日本エネルギー総合システム株式会社（JEIS社）が開発・建設及び保守管理を担当します。

系統用蓄電所の稼働の意義

当社が新たに進出する系統用蓄電池事業は、需給調整市場への参入を目指すもので、電力の安定供給を図ることと新たな収益源の確保を目指しています。これにより、持続可能なエネルギーの利用拡大に貢献するとともに、企業の活動を支えていく姿勢を明確にしています。

蓄電所の具体的な位置

設置が予定されている系統用蓄電所の接続権２件は、和歌山県紀の川市に位置し、具体的には以下の２地点となります：

- 紀の川市上田井字尾崎谷
- 紀の川市桃山町最上字東垣内

これらの地点において、JEIS社は既に関西電力からの接続検討結果を受領し、関連法規の確認も完了しています。これにより、安全かつ確実な設置工事を進める体制が整っています。

今後の展望と資金計画

本事業の遂行にあたっては、新株式の発行を通じて57百万円、また新株予約権の行使によって1,350百万円を調達する目処です。これらの資金を活用し、2027年度までには全国で50カ所、合計出力100MW（蓄電池容量400MWh相当）の系統用蓄電所の開発と運営を目指します。

株式会社の企業理念

スターシーズは、単なるエネルギー事業の多角化を我々の目指すべき方向性とし、エネルギー問題への解決に寄与する責任ある企業市民としての成長を掲げています。具体的には、電力ピークカットや事業継続計画（BCP）対策、さらには電気料金の削減を行い、企業活動の最適化を追求しています。さらに、蓄積されたノウハウを活かし、他の企業や自治体に向けてソリューションを提供していく方針です。