2024年上半期の消費トレンドを反映したヒット商品ランキング
2024年の消費動向には注目が集まっていますが、その中でも特に目を引くのがカタリナ消費者総研による「新商品ベストヒットランキング2024 上半期版」です。日本各地のスーパーやドラッグストアから集められた約11兆円に及ぶ売上データを基に、今年上半期に最も手に取られた新商品をランキング形式で発表しました。
ヒット商品ランキングの概要
カタリナ消費者総研は、健康意識の高まりや多様化するライフスタイルを反映した5つのカテゴリーに焦点を当て、その中で特に注目度の高い商品を選出しました。ランキングの結果は、消費者の嗜好や市場の変化を知る上で非常に参考になります。さっそく各カテゴリーのトップ商品を見ていきましょう。
1. ヨーグルト部門
ヨーグルト部門では、ダノンの「ダノン ビオ 朝摘み苺と白桃」がトップに輝きました。この商品は四季に応じたフレーバーが人気で、特に新鮮な果物の味わいが評価されています。2位には「ダノン ビオ 贅沢搾りぶどう」がランクインし、ダノンブランドの強さが顕著に現れています。さらに明治の「明治ブルガリアヨーグルトLB81 プレーン HOME MADE STORY」もリッチな風味で4位に登場。
2. グミ部門
グミ部門では、バンダイの「プリキュアフレンズグミ」がトップを獲得しました。人気アニメ「プリキュア」のキャラクターをモチーフにしたこの商品は、ファンからの支持が熱く、話題を呼んでいます。2位には新味「バウンシーマスカット」がランクインし、食感にもこだわった商品が消費者の心を掴む傾向が見受けられます。
3. 入浴剤部門
入浴剤部門で1位になったのは、バンダイの「びっくらたまご ちいかわ ふろふちころりん」です。この商品は人気漫画「ちいかわ」のキャラクターが入浴剤の中にセットされており、特に子供たちからの人気を集めています。入浴剤の新たな楽しみ方を提供するこの商品は、利用シーンの拡大を示しています。
4. カレールー部門
カレールー部門では、ハウス食品の「X-BLEND CURRY(クロスブレンドカレー)<辛口>」が1位に。昨年の新商品に辛口が加わったことで、家庭での食事需要にも対応し、消費者の好みに合った展開が評価されています。
5. ノンアルコール飲料部門
ノンアルコール飲料部門では、アサヒビールの「アサヒスタイルバランスシリーズ」が大いに活躍しました。機能性表示がある商品もラインナップされ、健康志向の消費者からの評価が高い点が特徴です。特に居酒屋の手搾り感を再現した「サッポロ 濃い搾りレモンサワーノンアルコール」が人気を博しています。
まとめ
今回のランキング結果からは、健康志向や多様なライフスタイルを反映した商品展開が消費者に受け入れられている様子が伺えます。また、商品が持つストーリーやキャラクター性、独自の体験が購買行動に大きな影響を与えていることも明らかになりました。次回の年間大賞発表が待ち遠しい限りです!
市販商品が消費者の心を掴むためには、今後もこのトレンドを捉え、一味違った商品展開が求められることでしょう。