IPG Automotive、カールスルーエでイノベーションラボ開設の記念式典を実施

IPG Automotive、イノベーションラボを開設

2025年7月10日、バーチャル・テスト・ドライビングのリーディングカンパニーであるIPG Automotiveが、ドイツのカールスルーエ本社に新たに「イノベーションラボ」を開設しました。この記念すべき日には、政財界やメディア、産業界の多くの来賓を迎え、IPGの41周年を祝うとともに、新しい技術革新への第一歩を踏み出しました。

新たな体験を提供する施設

イノベーションラボは、IPG Automotiveが誇る最先端技術と製品ポートフォリオを実際に体験できるショールーム機能を備えています。ここでは、バーチャル車両プロトタイプやシミュレーションシナリオ、評価基準の展示を通じて、来場者は未来の車両開発の様子を一目で理解することが可能です。特に、これらの展示は開発プロセス全体をシームレスに体感できるよう工夫されています。

技術の共有と共創の場

この施設は、顧客向けの製品プレゼンテーションや技術デモンストレーションだけでなく、業界関係者やパートナー企業とのワークショップ、共同研究の場としても活用される予定です。IPG Automotiveの社長兼CEOであるSteffen Schmidt氏は、「イノベーションラボは単なる技術展示の場ではなく、さまざまな知見を共有し、課題を議論し、新たな価値を共創するオープンなプラットフォームです。ここで革新的なソリューションを発信し、より安全で環境に優しい未来のモビリティ社会の実現に貢献していくつもりです」と語りました。

自動車業界の変革と挑戦

現在、自動車業界はソフトウェアの高度化や開発期間の短縮、安全基準の強化などかつてない変革期を迎えています。IPG Automotiveは、このイノベーションラボを踏まえ、業界の様々な課題解決に寄与していくことを目指しています。新設のラボは、技術進歩を加速させ、持続可能なモビリティ社会の実現を支える重要な拠点となるでしょう。

IPG Automotiveのビジョン

IPG Automotiveは、バーチャル・テスト・ドライビングの分野で世界的なリーダーとして知られています。車両開発のための革新的なシミュレーションソリューションを提供し、利用者はProof-of-Conceptから検証、リリースまでのすべての開発プロセスを一貫してサポートを受けられます。彼らの技術は、自動運転車や先進運転支援システム（ADAS）、パワートレイン、ビークル・ダイナミクスに幅広く応用されており、世界中のクライアントやパートナーと共に開発プロセスの効率を大幅に向上させることを目指しています。