フレクトとコネクシオ、コネクテッドカー実現に向けたクラウドサービス「Cariot」を提供開始

コネクテッドカー革命！フレクトとコネクシオが共同開発した革新的クラウドサービス「Cariot」

近年、IoT（Internet of Things）の進化は目覚ましく、特にコネクテッドカー分野では、新たなサービス創出への期待が高まっています。しかし、その実現には、車両への接続デバイス、通信回線、データ処理環境、そして使いやすいアプリケーションといった、複雑な要素を統合したサービス提供体制が不可欠でした。

この課題を解決すべく、株式会社フレクトとコネクシオ株式会社は共同で、コネクテッドカーを実現するためのクラウドサービス「Cariot」を発表しました。

「Cariot」が実現する未来

「Cariot」は、OBD-IIデバイスを通じて車両の位置情報、速度、燃費など多様なデータを収集。これらのデータをクラウド上で処理し、Salesforceプラットフォームと連携させることで、ユーザーは簡単にコネクテッドカーサービスを構築できます。

「Cariot」の構成要素

コネクシオが提供するOBD-IIデバイスとネットワークサービス「TRIBE-biz」は、車両データの取得とインターネットへの接続を担います。
フレクトが提供するクラウドサービスは、取得データを処理し、Salesforceプラットフォームとの連携をスムーズに行います。

この連携により、以下のような革新的なサービスが実現可能になります。

営業車両・フィールドサポート車両の管理サービス: 車両の位置や稼働状況をリアルタイムに把握することで、業務効率の向上とコスト削減に貢献します。
カーケアサービスにおける遠隔診断・予防保守サービス: 車両の状態を遠隔で監視し、故障を未然に防ぐことで、メンテナンスコストの削減や安全性の向上に繋がります。
リース・レンタル車両の利用状況管理サービス: 車両の利用状況を正確に把握し、最適な車両管理を実現します。

簡単な導入と将来展望

「Cariot」は、サービス申込後の簡単な設定とOBD-IIデバイスの接続だけで利用開始できます。これにより、ユーザーは迅速にアプリケーション開発に着手し、コネクテッドカーサービスの提供を開始できます。

フレクトとコネクシオは、「Cariot」の継続的なバージョンアップと、具体的なアプリケーションサービスの共同開発を予定しています。さらに、コネクテッドカー以外のIoT分野への協業も視野に入れ、新たなIoTサービスの創出を目指しています。

Salesforceからのエンドースメント

Salesforceからは、このサービス開始を歓迎するコメントが発表されました。Salesforceプラットフォームを基盤としたソリューションにより、コネクテッドカー分野を始めとしたIoTの発展に貢献すると期待されています。

関係各社の概要

株式会社フレクト

Salesforceプラットフォームを中心としたソフトウェア開発・コンサルティング事業を行う企業。高いソフトウェア開発力とデザイン制作力を武器に、Salesforceのコンサルティングパートナーとして、またHerokuの開発パートナーとしても活躍しています。

本社所在地：東京都中央区京橋2-13-10
設立：2005年8月

コネクシオ株式会社

商用車両、特殊車両、自動販売機向けなどを中心としたM2M／IoTサービスを提供する企業。30万台以上の通信機器納入実績があり、最適なネットワークサービスと通信機器を提供しています。Salesforceの一次代理店としても活動しています。

本社所在地：東京都新宿区西新宿8-17-1
設立：1997年8月
証券コード：9422（東証一部）

「Cariot」は、コネクテッドカー市場に新たな風を吹き込む、革新的なサービスとして注目を集めています。今後の展開に期待が高まります。