PR TIMESとクジラが強力タッグ！地域活性化を目指す新たな提携が始動

PR TIMESとクジラ、地域創生の新たな一歩を踏み出す

2025年4月28日、株式会社PR TIMESと株式会社クジラが資本業務提携を結び、地方商店街の活性化に向けた新たな取り組みを開始します。これにより、クジラが展開するまちごとホテル「SEKAI HOTEL」とPR TIMESのプレスリリース配信が連携し、地域に独自のPR手法を提供することを目指します。

新しい宿泊業態「まちごとホテル」とは

「SEKAI HOTEL」は、商店街の空き店舗をリノベーションし、地域の飲食店や銭湯を利用した宿泊施設です。このモデルにより、宿泊者は地域のコミュニティと触れ合い、地域文化に深く浸る体験が長い旅の思い出に刻まれます。現在、大阪と富山の二ヶ所で展開されているこのモデルは、地方創生の象徴として注目を集めています。クジラはこの取り組みを通じて、地域資源の活用と地域経済の発展に寄与したいと考えています。

PR TIMESの挑戦

PR TIMESは、すでに10万8000社以上の企業と提携しており、その中には多くの大企業が含まれていますが、地方の個人事業主へのサービス提供は未だ進んでいません。今回の提携を契機に、クジラが運営する「SEKAI HOTEL」が地域に根ざした事業者をPR TIMESに登録し、地域の情報を発信できるプラットフォームに成長することが期待されています。

PR TIMESの代表取締役社長、山口氏は「地方の個人事業主がPRを活用して成長できる機会を提供することが重要だ」と強調しています。この取り組みで地方における広報手法が進化し、地域の魅力が全国に広がることでしょう。

厳しい現実に挑む

日本の商店街が直面する厳しい現実は、多くのデータから明らかです。中小企業庁による実態調査では、繁栄している商店街がわずか3%未満であることが示されています。過去40年の間に商店街の活力が大きく低下し、地方の経済が衰退している現状があります。そんな中、「SEKAI HOTEL」が商店街全体を宿泊施設としてリノベーションし、その魅力をPR TIMESを通じて発信することで、観光客を呼び込み、商店街の活性化を図ります。

未来への展望

今後は「SEKAI HOTEL」の全国展開が期待されています。地域ごとの独自性や魅力を強調することで、全国の商店街とのパートナーシップを築き、地域活性化のプラットフォームとして機能することが目指されます。「生活者一人ひとりのストーリーに光をあてる」という共同のビジョンを持つPR TIMESとクジラは、地方と都市との新たな架け橋となることでしょう。

この提携を通じて、地域資源や伝統技術が次世代に受け継がれることを願って、両社はさらなる発展を図っています。