水分代謝研究
2026-06-29 10:34:43

大塚製薬と東北大学が水分代謝に関する共同研究を開始

大塚製薬と東北大学が共同で水分代謝研究を開設



大塚製薬株式会社は、国立大学法人東北大学との連携により、2024年4月に「水分代謝とトータルコンディショニング共同研究講座」を設立しました。この研究は主に地域住民を対象にした水分代謝の科学的知見を深め、健康維持に貢献することを目的としています。

研究の背景


私たちの体内水分量は、成人であれば体重の約60%を占めており、適切な水分管理は健康維持に至上命題です。特に脱水状態は、心血管疾患や腎機能障害、さらには認知機能の低下など、様々な健康リスクを引き起こす要因となります。近年は猛暑日の増加に伴い、特に高齢者が熱中症にかかる傾向が見られるため、年齢や環境に応じた水分管理が公衆衛生の重要な課題として浮き彫りになっています。

水分代謝回転量とは


「水分代謝回転量」とは、人体における水の出入りの量を表す指標です。「摂取量」と「排泄量」を換算し、一日の水分バランスを測定します。現在の研究では、水分代謝回転量は性別や体重、活動レベル、気温、湿度、標高などの因子によって約4割が説明されることが確認されていますが、残りの6割の因子や健康状態との直接的な関連性は未解明です。これを明らかにするため、地域住民約3000名を対象に水分代謝回転量と様々な健康指標との関連性を調査することが計画されています。

研究の概要


当研究講座では、18歳以上90歳未満の宮城県在住の成人男女を対象とし、安定同位体を用いた水分代謝の測定方法で調査を行います。これにより血液や尿成分、体組成、生活習慣など多面的な健康指標との相関を分析し、健康管理の新たな手法を導き出します。研究の期間は2026年4月から2029年3月まで設定される予定で、測定は2026年8月から開始されます。

東北大学の研究成果


東北大学では、山田陽介教授が中心となり、世界中の多種多様な年齢層を対象に水分代謝の調査を行ってきました。2022年11月には、これまでに調査した5604人のデータを基に人間の水分代謝を予測する公式を発表し、これが国際的な科学誌『Science』に掲載されました。さらに、2024年度の日本学術振興会賞も受賞しており、その研究成果は学術界で高く評価されています。

大塚製薬の取り組み


大塚製薬は、医療関連事業とニュートラシューティカルズ関連事業を展開しており、日常の健康維持やウェルビーイング実現に向けて、特色ある製品を開発しています。栄養科学研究所では、科学的根拠に基づいた製品の創出に取り組むことはもちろん、地域社会の健康の向上に寄与し、さらなる研究開発を進めています。

大塚製薬は、「Otsuka-people creating new products for better health worldwide」の理念のもと、これからも人々の健康維持と向上に貢献していく所存です。

さらに情報は、大塚製薬の公式ウェブサイト(www.otsuka.co.jp)を通じてご確認いただけます。


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会社情報

会社名
大塚製薬株式会社
住所
東京都千代田区神田司町2-9
電話番号
03-6717-1400

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