家庭用蓄電池無償配布「てるまるでんちプロジェクト」がスタート!
2023年8月28日、東急パワーサプライが新たに「てるまるでんちプロジェクト」を発表し、東京都内の戸建て世帯を対象に家庭用蓄電池1,000台を無償で配布することが明らかになりました。このプロジェクトは、電気代の削減や災害時の停電対策を目的とした大規模な社会実装事業で、多くの家庭にとっての新たなエネルギーの取組みとなることでしょう。
プロジェクトの目的と内容
「てるまるでんちプロジェクト」は、家庭用蓄電池を希望する世帯に無償で設置・貸与し、約10年間にわたって運用保守を行うものです。この蓄電池は、プロの需給管理担当者が遠隔制御し、安価な時間帯に充電し、電気料金が高い時間帯に放電するなどの運用を行います。その結果、家庭の電気代を削減する効果が期待されます。また、停電が発生した際には自動的に自立運転モードに切り替わり、電気の供給が続く仕組みです。
導入家庭には、蓄電池本体や設置工事、保守点検に関する費用が一切かかりません。貸与期間終了後には無償で譲渡されるため、設置する家庭の負担はゼロ円での導入が可能です。このプロジェクトは家庭用蓄電池の普及を促進し、地域のレジリエンス向上にも寄与すると期待されています。
都市全体への電力安定化に向けて
さらに、東急パワーサプライが管理する蓄電池を集中的に制御することで、デマンドレスポンス(DR)実証事業にも参加し、東京都の電力供給の安定化にも貢献する予定です。群制御を活用することにより、都市の電力安定供給が可能になり、今後の電力需給が厳しくなる局面でも安心して暮らせる社会の実現を目指しています。
参加方法と応募条件
本プロジェクトへの参加は、2023年8月28日11時から先着順で受付が始まります。応募は専用のウェブサイトからのみ受け付けられ、1,000台の蓄電池配布が終了次第、募集は締め切られます。参加にあたっては、いくつかの条件があり、東京都に在住していることや特定のプランへの加入が必要です。
まとめ
「てるまるでんちプロジェクト」は、家庭のエネルギー利用の新たな形を提案するもので、電気代の削減や災害などのリスク軽減に寄与することが期待されています。再生可能エネルギー社会を目指す東急パワーサプライの取り組みは、今後もより多くの家庭や地域の生活に役立っていくことでしょう。興味のある方は、ぜひ規定の条件をご確認の上、お申込みを検討してください。