サンロッカーズ渋谷が創設90周年！特設サイトオープンで歴史を振り返る

サンロッカーズ渋谷が90周年を迎えた特別なシーズンに突入

日本で最初のプロバスケットボールクラブとして歴史を刻んできた「サンロッカーズ渋谷」にとって、2023年は特別な年です。今年で創設から90年を迎えたことを記念して、7月1日に特設サイトをオープンしました。このサイトでは、サンロッカーズの90年間の歩みを年表で振り返ったり、関係者からの祝福コメントやレジェンドたちへのインタビューを楽しむことができます。

特設サイトの内容

特設サイトには、これまでの歴史を振り返るためのヒストリーコンテンツが盛りだくさん。特に注目したいのが、過去の選手や関係者によるインタビューです。第一弾のインタビューは、「日立大阪ヘリオス」の初期メンバーである田中富三さんに行われ、チーム誕生の秘話や存続の危機を乗り越えたエピソードが語られています。

また、ファンから思い出の写真やエピソードを募集するキャンペーンも行われており、これまでの90年を共に歩んできたファンたちの思いを集めています。こうした活動を通じて、サンロッカーズの歴史がより多くの人々に知れ渡ることを期待しています。

クラブの歴史

サンロッカーズ渋谷のルーツは1935年に遡ります。その始まりは、日立製作所の実業団チームとしての活動でした。このチームは、戦後の混乱期を経て、1956年には大阪営業所にもバスケットボール部を設立し、全国を舞台に成長を続けました。

1999年には両チームとも日本リーグ1部に昇格し、その名を知られる名門クラブとなりました。しかし、2000年には経営状況の悪化により存続の危機を迎えることに。そこで両チームが統合され、「日立サンロッカーズ」として新たなスタートを切り、再び頂点を目指す道へと舵を取りました。

2016年にB.LEAGUEがスタートし、その新商標のもと「サンロッカーズ渋谷」として活動を再開しました。現在は、渋谷区をホームタウンとし、青山学院記念館をホームアリーナに定めて、リーグ初優勝を目指し日々努力しています。

振り返りと未来への挑戦

90周年という節目にあたり、代表取締役社長の神田康範氏は、過去の挑戦と努力の積み重ねが現在のクラブを形成してきたと強調しています。そして、「心揺さぶるバスケットボールを届け続ける」という使命を掲げ、地域の皆様と共に新たな歴史を作り上げていくことを誓っています。

現在、クラブは90周年を祝うと同時に、2026年からスタートする新リーグ「B.LEAGUE PREMIER」の準備を進めており、さらなる飛躍を目指しています。これからも多くのファンに支えられながら、クラブの歴史を重ねていくことが大切です。サンロッカーズ渋谷は、この特別なシーズンを通じて新たな可能性を見出していくことでしょう。