物流改革を先導する「ロジスティクスYouthフォーラム」第2期がスタート

物流の未来を担う「ロジスティクスYouthフォーラム」第2期始動

株式会社コクヨロジテム（本社：大阪市）が主催し、公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会（JILS）が開催する「ロジスティクスYouthフォーラム」の第2期が始まりました。そのコーディネーターに就任したのは、同社の未来戦略企画室に所属する山本紗代美氏です。このフォーラムは、物流業界が抱える様々な課題に立ち向かうべく、若手リーダーの育成を目指しています。

フォーラムの背景

2023年6月、迫りくる「物流2024年問題」という課題が顕在化する中、コクヨロジテムは、抜本的な改革を推進できる人材の必要性を強く感じました。この思いから第1期のフォーラムが開催され、多くの支持を受けて好評を博しました。その結果、第2期の開催が決定され、再び新たな参加者を迎え入れることとなりました。

様々な領域からの参加者

このフォーラムには、メーカーや倉庫会社、運送会社など、サプライチェーンの異なるセクターから集まってきた若手リーダー候補が参加します。全12回のプログラムを通じて、自由な発想力や論理的思考力、主体性、他社との協業能力を育成することを目指しています。特に参加者の上司や経営層にも活動内容がシェアされ、参加企業全体の変革意欲を高める狙いもあります。

これまでの活動

現在までに実施された3回のプログラムでは、「イノベーションの種を発掘する」というテーマのもと、「アート思考」を用いた自由な発想のトレーニングが行われました。参加者は、自らのロジスティクスについて理想を描く中で、新たな事業企画のアイデアを議論しました。参加者からは「思考の偏りに気がついた」「異なる業種との意見交換が難しい」との声が上がった一方、「理想を思い描くことで新しいアイデアが生まれる」との感想も見られ、変革に向けた意識が高まっています。

今後の展望

本フォーラムを通じて、変革に必要なスキルと主体性を兼ね備えた人材の育成が期待されています。これにより、個社での改革のみならず、同業他社や異業種の関係者との協業を通じ、広範なネットワークの構築や連携の強化が見込まれています。コクヨロジテムは、今後も物流業界全体の人材育成や課題解決に取り組んでいく構えです。