2024年9月22日、障がい者と健常者が共に楽しむ“ごちゃまぜフェス”が大阪で開催されます。このイベントは、障がいの有無にかかわらず、誰もが参加できるファッションショーや服の交換会を通じて相互理解を深め、地域共生社会を育むことを目的としています。
主催は、障がい理解に寄与する活動を行っているNPO法人VARORで、共催にはレディースアパレル通販を手掛ける株式会社ワンピースが参加します。ワンピースは、「人々の毎日に、幸せや歓びや感動の溢れる世界をつくる。」という企業理念のもと、ファッションを通じて多様性を尊重し合う社会を目指しています。
イベントは大阪市立長居障がい者スポーツセンターの体育室で行われ、参加費は無料。オープンなイベントであるため、事前申し込みは不要で、どなたでも足を運ぶことができます。
ごちゃまぜファッションショー
イベントの目玉である“ごちゃまぜファッションショー”では、難病を抱える人たち、障がいのある人ない人、大人から子どもまで、さまざまなモデルが登場します。「主役はわたし」というコンセプトのもと、自分自身をそのまま受け入れることの大切さを伝えるメッセージが込められたショーが展開されます。このショーには、2つのブランド、sanpo kuschel(サンポクシェル)とVieo(ヴィオ)が衣装を提供し、参加者たちがその魅力を引き出すスタイリングを披露します。
服の交換会
さらに、会場では“服の交換会”も実施されます。この取り組みは、持参した衣服と他の参加者が持ち寄った服を自由に交換できるもので、使われなくなった洋服が無駄に処分されるのではなく、新たな価値を生む機会を提供します。参加者はお互いに服を交換することでコミュニケーションを図り、新しいファッションのスタイルや色にも挑戦しやすくなります。このイベントは2021年から始まり、これまでに約4万人が参加しています。
参加方法と注意事項
服の交換会にはいくつかのルールがあります。持ち込まれた服は、汚れや破れのない洗濯済みのもので、持ち込み数は最大10点までです。参加者は、持参した1着と会場内の服1着を交換でき、参加費は550円(税込)が必要です。持ち込みのみの場合は無料ですが、注意していただきたいのは、直接肌に触れる下着や水着はNGです。
アクセス情報
イベント会場へのアクセスは、大阪メトロ御堂筋線「長居」駅の1号出入口から北へ約140m、JR阪和線「長居」駅からは東へ約220mです。また、62台収容可能な駐車場が無料で利用できます。
このごちゃまぜフェスは、障がいを持つ方々そして健常者が共に楽しみ、時間を共有する特別な機会です。おしゃれや趣味、食を通じて交流を深め、地域社会の理解を促進するこのイベントにぜひご参加ください。