BtoBコミュニケーションの強化を図る新刊の紹介
日刊工業新聞社より新たに発売される書籍『BtoBコミュニケーションの強化書―サステナブル時代の戦略とマネジメント―』は、BtoB企業におけるコミュニケーション活動の重要性を説いた一冊です。一般社団法人日本BtoB広告協会が編纂し、長年BtoBコミュニケーションに携わってきた山﨑方義氏が著者を務めています。この書籍は、実務に役立つ視点を提供し、企業のさまざまな課題を解決するためのヒントを与えることを目的としています。
BtoB企業の重要性
BtoB(Business to Business)企業は、一般消費者とは異なり、その存在感が薄く理解や評価が進んでいないことがあります。しかし、彼らは我々の日常生活を支える重要な社会基盤を提供し、産業界全体において欠かせない存在です。これらの企業は、自らの業務がどれほどのスケールで大きな影響を及ぼすのかを見つめ直し、その特異性を理解する必要があります。
コーポレート・コミュニケーションの特性
本書では、BtoB企業特有のコーポレート・コミュニケーションの特性とマネジメントに関する具体的な方法論が解説されています。多くの企業は、ステークホルダーとの関係構築やブランド戦略、内外のコミュニケーションにおいて困難に直面しています。そこで、著者の山﨑氏は、取るべき戦略と実践的なアプローチについて詳細に説明しています。
本書の目次と内容
書籍は以下の9章から構成されています:
1.
BtoB領域の特徴
BtoB市場の基本的な性質と、それに伴う特有の課題を解説します。
2.
BtoB企業のステークホルダー
BtoB企業が関わるさまざまなステークホルダーとの関係性について説明します。
3.
BtoBブランドを考える
ブランド構築における独自の戦略や視点を考察します。
4.
サステナビリティは未来に通ず
現代においてサステナビリティがどのように企業コミュニケーションに影響しているかを考えます。
5.
採用コミュニケーションは全社マター
採用活動と企業全体のコミュニケーションの関連性について議論します。
6.
従業員エンゲージメントとインターナル・コミュニケーション
従業員との内部コミュニケーションの重要性に焦点を当てます。
7.
状況に即したコミュニケーション体制
変化に柔軟に対応できるコミュニケーション体制の構築法を説明します。
8.
メディアの拡大とクリエイティブ
新しいメディアとクリエイティブなアプローチがBtoBコミュニケーションに与える影響を論じます。
9.
BtoBコミュニケーションのマネジメント
効果的なマネジメント戦略について、実践的な知見を提供します。
書籍の詳細
書籍の価格は本体2,000円(税抜)で、A5判、並製、176ページの構成です。ISBNは978-4-526-08397-6となっており、2025年6月14日に発行されます。
著者について
山﨑方義氏は愛知産業大学の経営学部で教授をされており、博士の学位を有する専門家です。彼は早稲田大学卒業後、産業機械メーカーに勤務し、2017年から現職に就いています。多くの学術的な貢献を通じて、BtoBコミュニケーションの分野での権威となっています。
一般社団法人日本BtoB広告協会
本書の編纂は一般社団法人日本BtoB広告協会によるもので、1969年に設立された国内唯一のBtoB広告分野の専門組織です。BtoBコミュニケーションの振興を促進し、企業と人材を輝かせる活動を行っています。
日刊工業新聞社の公式サイトやAmazonで購入可能なので、興味がある方はぜひ手に取ってみてください。