夜間特別拝観で幻想的な雰囲気を楽しむ久能山東照宮の竹あかりとは？

久能山東照宮夜間特別拝観「天下泰平の竹あかり」開催中

静岡市駿河区の美しい自然に囲まれた久能山東照宮で、現在「天下泰平の竹あかり」夜間特別拝観が行われています。このイベントは、徳川家康が築いた「天下泰平」をテーマにしたもので、幻想的な竹あかりと特別なライトアップの中で参拝できる貴重な体験です。

開催概要

本イベントは、久能山東照宮全域を使った特別な夜の体験です。竹あかりが灯る荘厳な境内は、訪れる人々に心穏やかな安らぎを提供しながら、特有の幻想的な雰囲気に包まれます。1日の受け入れ人数は800名と限定されており、あらかじめ予約が必要です。主催は久能山東照宮と静岡鉄道、協賛として静岡新聞社と静岡放送も関与しています。

開催期間・時間

- 期間: 9月13日から11月30日の金曜日、土曜日、祝日前の日曜日の合計26日間。
- 特別休業日: 11月22・23日は神事のため開催されません。
- 時間: 日没後の18:00から21:00（最終入場は20:00まで）。

アクセス

入場は日本平ロープウェイ側から可能で、久能山下からのアクセスは不可となっています。ご注意ください。

竹あかりの制作と地域貢献

このイベントで使用されている竹あかりは、地域の放任竹林の問題に取り組んでいる団体「アカリノワ」によって制作されたものです。イベント終了後、竹は炭化され、農地の土壌改良に再利用されるため、環境への配慮がされている点も魅力の一つです。これは温室効果ガスの排出抑制にも寄与します。

特別展示「徳川歴代将軍名宝展」

また、久能山東照宮では、「徳川歴代将軍名宝展」も同時開催されています。こちらは家康公が使用した「白檀塗具足」を含む歴代15代の将軍の甲冑が特別展示されています。特別展の詳細については、久能山東照宮博物館までお問い合わせください。営業時間は9時から17時までで、夜間特別拝観が行われる日は、同じ時間に特別開館されます。