エプソン、新たなスカラロボット製品ラインアップを発表
エプソンは、産業用スカラロボットに新たなコントローラー『RC800-A』とティーチペンダント『TP4』、加えて食品グリス仕様モデルを追加することを発表しました。これにより、同社のロボットはさらなる製品の進化を遂げ、自動化ニーズの高まりに応えます。
エプソンのスカラロボットとは
エプソンのスカラロボットは、14年以上連続で世界市場でNo.1のシェアを誇ります。電気、電子部品、自動車部品の製造など、幅広い業界で活用されています。お客様の多様なニーズに応えることで、産業の自動化と生産性の向上に寄与しています。
新型コントローラー『RC800-A』の特長
新しいコントローラー『RC800-A』は、コンベヤートラッキング(製品を流れるコンベヤー上での精密作業)の精度を向上させるための改良が施されています。また、力覚センサーボードを標準搭載しているため、より自由度の高いシステム構築が可能です。これにより、生産性の向上に直結する効果が期待されています。
軽量デザインと高機能を兼ね備えたティーチペンダント『TP4』
ティーチペンダント『TP4』も新たに発表されました。これまでのモデルに比べて軽量化され、1.2kgという重さに抑えられたことで、作業時の負担を軽減します。さらに、エプソンのロボット統合ソフトウェア「Epson RC+8.0」を内蔵しており、パソコンがなくてもプログラム開発が可能です。
食品工場向けの新しい食品グリス仕様モデル
今回の新製品ラインアップには、食品製造業向けの食品グリス仕様モデルも含まれています。これは、食品製造機械での使用が認められている食品グリスに対応しており、衛生面での安全性を向上させます。多様な食品製造工程に対応可能な3モデル7機種がラインアップされており、お客様の具体的なニーズに合わせて選択できます。
自動化の未来を見据えて
労働人口の減少が進む現代社会において、自動化のニーズはますます高まっています。エプソンの新たなスカラロボットとその周辺機器は、製造業界における生産性の向上や労働力不足解決に向けて、大きな役割を果たすことが期待されます。柔軟なシステム構築や軽量化された機器により、操作性や使い勝手が向上した製品群は、今後ますます多様な分野での自動化を実現していくことでしょう。
新商品に関する詳しい情報は、エプソンの公式ホームページで確認できます。