日本初の化粧品検定資格、上級者向け試験が始動！

2013年11月24日、化粧品業界に新しい一歩を踏み出すにあたり、一般社団法人日本化粧品検定協会が、業界初の化粧品検定試験として「日本化粧品検定」の1級と2級を導入します。この検定は、一般生活者や美容関連の仕事に従事する方々、また美容業界への就職を考えている学生を対象に、化粧品の知識を深めるための講座として注目を集めています。

検定の背景には、近年増加する化粧品に関する情報量があります。多くの人が接する情報の中には、正確ではないものや誤解を招くものも少なくありません。そのため、化粧品を選ぶ際に必要な正しい知識を持つことが重要です。この試験を通じて、受験者は化粧品の成分や効果を理解し、賢く選択する力を身につけることが期待されています。

「日本化粧品検定」は、2012年に初めて実施されたもので、これまでの3級から一歩進んだ上級者向けの資格となります。初回の実施に向けて、各級の試験はマークシート形式で行われ、合格基準は正答率70％以上と設定されています。試験は全国四都市、東京・大阪・福岡・北海道で実施されますが、今後さらなる拡大も計画されています。

この検定試験の受験料は、1級が12,600円（税込）、2級が6,300円（税込）で、合格者には認定証が発行されます。また、1級に合格した方は協会のメンバーとなり、さらなる知識を深めるための講座を受講し、「コスメコンシェルジュ」の資格を取得することも可能です。

公式テキストとしては、「日本化粧品検定公式コスメの教科書」が主婦の友社から販売されており、価格は1,890円（税込）です。さらに、試験対策のための公式問題集も、検定の実施に合わせて販売予定です。

このように、日本化粧品検定は、単なる知識の試験に留まらず、化粧品をより効果的に活用するための基盤を築くことを目指しています。受験者は、自分自身の美容に対する理解を深めると同時に、業界全体の知識レベル向上に寄与することができるのです。

さらに、協会は今後、企業向け団体試験の準備も進め、幅広いニーズに対応する計画です。化粧品の世界に興味がある方や、美容業界を志望する方にとって、この実施が大きなチャンスとなることは間違いありません。興味がある方は、公式サイトからの申し込みをお忘れなく！